シニア期に入ると、若い頃と同じごはんでは
栄養バランスが合わなくなってくることがあります。
「最近、食欲が落ちた気がする」
「前より太りやすくなったかも」
そんな変化を感じたら、フードの見直しをしてみるタイミングかもしれません。
シニア犬のフード選びで大切なのは、
“年齢”ではなく“今の体の状態”に合わせること。
「この子に今いちばん合うごはんは何だろう?」と考えることが、
健康で穏やかな日々を支える第一歩になります🌿
シニア期のフード選びは「減らす」より「保つ」
年齢を重ねると、代謝や筋肉量がゆるやかに落ちていきます。
そのため、若い頃よりカロリーを少し控えめにする必要はありますが、
たんぱく質や脂質を減らしすぎるのはNG。
筋肉や臓器を維持するためには、
「良質なたんぱく質」 と 「適度な脂質」 が欠かせません。
我が家では、鶏むね肉を中心に、
食材の鮮度と消化の良さを意識しています。
“減らす”ではなく、“体を整える”食事を目指すようにしています
フードを選ぶときのチェックポイント
シニア犬用のフードを選ぶときは、次の項目を意識してみてください。
- たんぱく質の質と量:筋肉維持のために動物性たんぱく質中心で
- 脂質:少なすぎると皮膚や被毛がパサつくため、適度に含まれているものを
- 消化吸収の良さ:お腹にやさしい食物繊維や乳酸菌入りが◎
- 添加物や酸化防止剤:人工的な香料・着色料が少ないものを選ぶ
ドライ・ウェット・手作り、それぞれのメリット
| タイプ | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ドライフード | 栄養バランスが整い、保存もしやすい | 水分が少ないため、飲水量をしっかり管理 |
| ウェットフード | 香りが良く、食いつきが良い。消化にも優しい | 歯石や口臭が気になる場合は歯磨きをプラス |
| 手作り食 | 食材を選べて安心。体調や好みに合わせやすい | 栄養バランスが崩れやすいので注意が必要 |
フードを変えるタイミングと注意点
- 食欲が落ちた
- 便の状態が変わった
- 体重の増減が続く
そんな変化が見えたら、フードを見直すサインです。
ただし、急に切り替えるとお腹を壊すことがあります。
新しいフードは、1週間〜10日ほどかけて、
少しずつ混ぜながら慣らしていくのが安心です。
シニア犬におすすめのフード紹介
ここでは、実際に安心して与えられるシニア犬向けフードをいくつか紹介します。
「栄養バランス」「無添加」「アレルギー配慮」などと「価格」を基準に、ボーさんが選んだものです🐾
① ドライフード
🐕 ベッツ・チョイス・ジャパン
セレクトバランス|エイジングケア ラム 小粒
- AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たす総合栄養食
- 着色料・香料不使用の無添加タイプ
- アレルギーに配慮し、穀物も控えめ
- カロリー控えめで体重管理がしやすい
🐕 Nutro(ナチュラル チョイス)
小型犬用 エイジングケア シニア犬用 チキン&玄米
- 主原料100%自然素材で人工添加物に配慮
- 栄養基準の信頼性が高く、品質が安定
- 消化が良く、皮膚や被毛の健康にも配慮された配合
- 香りも穏やかで食いつきが良いのが特徴
🐕 Hill’s Pet Nutrition
サイエンス・ダイエット|シニア 小粒 高齢犬用(10948J)
- 成分・栄養表示がとても詳細で透明性が高い
- 着色料・香料不使用
- 関節ケア・免疫サポートを意識した配合
- 世界的に信頼のある定番ブランド
② ウェットフード
🐾 Hill’s Pet Nutrition
サイエンス・ダイエット|小型犬用 アダルト 1〜6歳 チキン なめらかムース
- 総合栄養食として栄養基準を満たしている
- 柔らかく食べやすいムースタイプで、歯が弱くなった子にも◎
- 関節ケアのための成分を配合し、日常食としても安心
🐾 デビフペット aniwell
ラム&ポテト
- 主原料がラム肉で、牛肉や鶏肉アレルギーの犬でも安心
- 総合栄養食としてAAFCO基準をクリア
- 消化に優しく、香りが穏やかで食べやすい
🐾 デビフペット d.b.f
ささみ&レバーミンチ
- 香りが良く食いつき抜群
- 栄養分析試験をクリアしており、保証分析値も公開されている
- 手作り食のトッピングにもおすすめ

我が家ではサイエンス・ダイエット|シニア 小粒 高齢犬用と
デビフペット d.b.f|ささみ&レバーミンチをよく与えています。
食いつきも良くおすすめです。
💡 補足アドバイス
体調・便の状態・食欲を見ながら、その子に合うかを判断
新しいフードに変えるときは、1週間ほどかけてゆっくり切り替える
成分表を見て、「たんぱく質」「脂質」「添加物」の3点を確認する
まとめ|“その子の今”に寄り添うごはん選びを
シニア犬のごはん選びに正解はありません。
大切なのは、“年齢”ではなく“その子の今の体調”を見てあげること。
- よく食べているか?
- 便や体重に変化はないか?
- 食べることを楽しめているか?
その答えが、いちばんの“正解のごはん”です。
今日も「おいしいね」「元気だね」と言える時間を
わんこと一緒に大切にしていきましょう


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