シニア犬の「わがまま」にどう向き合う?

ペット介護の基本

〜叱る前に、少し立ち止まって考えてみる〜


はじめに:「最近、わがままになった?」と感じたら

シニア犬と暮らしていると、
ふとこんなことを感じる瞬間はありませんか?

  • 前より自己主張が強くなった
  • すぐ怒るようになった
  • 昔は許せていたことに反応する

「歳をとって、わがままになったのかな?」
そんなふうに思って、悩んだことがある飼い主さんも多いと思います。

私自身、我が家のシニア犬たちを見ながら、
どう向き合えばいいのか、迷うことが何度もありました。


シニア期に増える「わがまま」に見える行動

シニア犬になると、こんな行動が増えてくることがあります。

  • 食事への執着が強くなる
  • 匂いへのこだわりが強くなる
  • すぐに唸る、怒る
  • 仲の良かった犬同士でも喧嘩になる

若い頃にも似たような行動はあったけれど、
「喧嘩にまで発展する」 ようになると、
飼い主としては不安になりますよね。


それは本当に「わがまま」?

でも、よく観察していると、
それは単なるわがままではないように感じることがあります。

シニア期に入ると、

  • 許容できる範囲が狭くなる
  • 体力が落ちて余裕がなくなる
  • 視覚・嗅覚・聴覚の変化で不安が増える

こうした変化が重なり、
「譲れないこと」が増えてくる のかもしれません。

我慢できなくなった、というより、
我慢する余裕がなくなってきた。
そんなふうにも感じます。


■ 我が家のまろとごろうの場合

我が家のまろとごろうは兄弟犬です。
普段はとても仲良しですが、
ふとした瞬間に急に喧嘩になることがあります。

昔は唸ることがあっても、
喧嘩にまでは発展しませんでした。

でも最近は、
急にバトルになることもあり、正直悩みました。

よく見ていると、
喧嘩の原因はほとんどが

  • 食事への執着
  • 散歩中の匂いへの執着

この2つでした。


■ 我が家でやっている対処法

● 食事は「隔離して与える」

食べ物に関しては、
お互いに刺激し合わないよう、
それぞれ別の場所で食事を与えるようにしました。

これだけで、
食事中のトラブルはほぼなくなりました。

● 散歩中の匂いは「無理に制御しない」

散歩中、匂いに強く反応したときは、
無理に引っ張らず、
それぞれが気が済むまで嗅がせてあげます。

すると、不思議と喧嘩にならないことが多いのです。

叱るよりも、
先に環境を整える ことで回避できることがあると感じています。


観察すると、対処のヒントが見えてくる

「どうして怒ったのか?」
「いつ喧嘩になったのか?」

そうやって少し立ち止まって観察してみると、

  • きっかけは何か
  • どんな場面で起きやすいか
  • 避けられる工夫はないか

ヒントが見えてくることがあります。

完璧な正解はありません。
でも、その子を一番よく見ているのは飼い主さん です。


まとめ:わがままに見える行動は、サインかもしれない

シニア犬の「わがまま」に見える行動は、
困らせるためのものではなく、

  • 不安
  • こだわり
  • 守りたいもの

そんな気持ちの表れなのかもしれません。

叱る前に、
直そうとする前に、
少しだけ理由を探してみる。

環境を整えることで、
穏やかに過ごせる時間が増えることもあります。

シニア犬との暮らしは、
「コントロール」よりも「理解」。

そう感じながら、
今日も向き合っています。

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