シニア犬のための終活——いま、そっと考えておきたいこと

ペット介護

「終活」と聞くと、どうしても寂しさや不安が先に浮かんでしまいます。
だけど本当の終活は、
わんことの“今この時間”を大切にするための心の整理
でもあります。

大切な家族であるわんこが、
これからも安心して、穏やかに日々を過ごしていけるように。

そして、飼い主である私たちも後悔しないように。

ゆっくり、少しずつ。「終活=優しい未来づくり」として向き合っていきましょう。


わんこの“好き”を知り、今を大切に残していく

終活の第一歩は「今の幸せを深めること」。
そのために、わんこの“好き”をたくさん知っておくことが大切です。

  • 好きな食べ物
  • 好きな散歩コース
  • 好きな寝床の場所
  • 甘えたいときのサイン
  • 苦手なこと・嫌がる行動

いつか介護が必要になった時にも、
この「好き」のリストが、わんこの人生を豊かにするヒントになります。

ボーさん
ボーさん

私は、それぞれの体調日記の一番最初に、その子の「好き」のリストを書いています。他にも、季節ごとの過ごし方や、好きな遊びも一緒に記録しています。「こんなことが好きだったなぁ」と振り返る時間は、
その子と過ごしてきた日々の温もりがよみがえってきて、胸がじんわりあたたかくなります。


健康の記録をつけておく(“未来の自分”を助ける準備)

シニア期に入ると、小さな変化が日常の中に増えてきます。

  • 食べる量
  • 便・尿の変化
  • 歩き方やスピード
  • 夜の様子
  • 体重の変動
  • 季節ごとの体調の波

些細な変化でも、記録しておくことで
“いつもと違う”に早く気づけます。

これは介護期に入ったとき、
飼い主さんにも獣医師にも大きな助けになります。

関連記事:老犬の介護に役立つ!体調日記で気づける病気のサインと続けるコツ


病気になった時の希望・治療方針を考えておく

これは少し勇気が必要なテーマですが、
「もしもの時、どこまで治療を望むか」は
前もって考えておく方が、飼い主さんの心が守られます。

  • 穏やかに過ごすことを大切にしたい
  • 痛みを最小限にしてあげたい
  • 長期入院は避けたい
  • 自宅でできる治療を中心にしたい

もちろん、答えは変わっても構いません。
むしろ、変わっていくのが自然です。

終活は「決める」ことより
**“想いを言葉にしておくこと”**が大切。


ボーさん
ボーさん

わんこの個々の性格や過ごし方を見ながら、
「この子にとってのいちばん」を考え続けることが大切ですね。

信頼できる獣医師・相談先を持っておく

シニア犬の終活では、獣医師さんの存在がとても大きいです。

  • 夜間の緊急時はどうするか
  • 訪問診療は可能か
  • 介護用品の相談はできるか
  • 最期のときの選択肢をどこまで相談できるか

話すのが辛い内容でも、
少しでも安心できる人がそばにいると、それだけで心が軽くなります。


写真・動画・日記…「思い出」を未来の宝物に

終活で一番温かい部分はここかもしれません。

  • ちょっとしたしぐさ
  • いびきをかいて眠る顔
  • お散歩の後ろ姿
  • ご飯が嬉しくて尻尾を振る瞬間

「後で見返したら泣いちゃうかもしれない…」
そう思う方もいますが、
その思い出こそ、いつか自分を支えてくれます。

〜ボーさんの思い〜
私の先住愛犬がお空に旅立ったのは今から6年前のことです。
旅立ってすぐの頃は、スマートフォンにたくさん残っている写真や動画を見ることができませんでした。胸が痛くて、寂しくて、とても見る気持ちになれなかったのです。

でも今では、写真や動画を見ながら
「一緒にこんなところに行ったなぁ」
「この遊びが本当に好きだったなぁ」
と、懐かしさと温かさで心が満たされるようになりました。

写真も動画も、“今この瞬間”を未来へ残した宝物。
「いつか旅立つ日のため」に残すのではなく、
未来の自分が優しい気持ちになれるように 残していくものなのだと、今はそう思います。


ペット保険・介護費用の見直しも「優しさの準備」

終活は「不安に備える」ではなく
**「安心のために整えておく」**という発想。

  • 保険の補償範囲
  • シニア期以降の保険料
  • 介護用品に備えたわんこ貯金
  • 病院までの交通手段の確保

突然のお金の心配が減るだけで、
わんこと向き合う心にゆとりが生まれます。


ボーさん
ボーさん

我が家ではペット保険には加入していません。
その代わりに、毎月「わんこ貯金」をして備えるようにしています。

急な体調不良や介護期の費用は、どうしても心の負担になりがちです。
だからこそ、“その時に慌てないための準備”を
元気なうちから少しずつ整えておくことが、
わんこにも自分にも優しさにつながるのだと思っています。

お別れのことを考えるのは、“今を大切に思うからこそ”

終活の最後は、お別れのことに触れますが、
これは「今を悲しむため」ではありません。

  • 「最期まで穏やかに過ごしてほしい」
  • 「しっかり抱きしめて送り出したい」
  • 「感謝をちゃんと伝えられる時間を作りたい」

そんな“深い愛情”があるからこそ、
そっと考えておきたいテーマです。


まとめ|終活は「いまを優しくする未来づくり」

終活は、
別れを意識するためのものではありません。

むしろ
✔ 今できる優しさを増やす
✔ わんこの毎日をもっと快適にする
✔ 飼い主さんの心を軽くしてくれる
そんな「人生を豊かにする準備」です。

シニア犬との暮らしは、しみじみと温かい時間。
その時間を守り、未来の自分を助けるために、
少しだけ終活を始めてみませんか?

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