「まだまだ元気だから大丈夫」と思っていても、
シニア期に入ったわんこの体の中では、少しずつ変化が始まっています。
老化は“ある日突然”ではなく、ゆっくりと静かに進むもの。
だからこそ、小さなサインを見逃さずに気づいてあげることが、
健康寿命をのばすための第一歩になります。
体のサインに気づこう
体の変化は、老化サインの中でも最も分かりやすい部分です。
・被毛の変化:白髪が増え、毛並みがパサつく
・筋肉の衰え:後ろ足が細くなる、段差を嫌がる
・体型の変化:お腹がたるむ、背中が丸くなる
・目や耳の衰え:反応が鈍くなった、ぶつかるようになった
これらは、体の機能が少しずつ変化しているサインです。
筋力の低下や関節の違和感が始まっているかもしれません。
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行動のサインに注目
行動の変化も、老化を知らせる大切なサインです。
・以前より寝る時間が長くなった
・散歩に行きたがらない、途中で止まる
・食欲にムラがある
・トイレを失敗することが増えた
これらは体力の低下だけでなく、内臓や感覚の変化が影響している場合もあります。

まろも10歳を過ぎたころから、食欲が安定しない日が増えました。
そんな時は、無理に食べさせずに時間をおいてから与えるようにしています。
「食べたくない時もある」そんな小さなサインを受け入れるようにしています。
👉 関連記事: シニア犬の食事と健康管理|手作り食で無理なく栄養バランスを整える
心のサインにも寄り添う
シニア期に入ると、心の変化も現れてきます。
・急に甘えん坊になった
・反対に、ひとりでいたがるようになった
・夜に落ち着かずウロウロする
・大きな音や暗闇を怖がるようになる
これは、感覚の衰えや認知機能の変化、または不安からくる行動かもしれません。
👉 関連記事: シニア犬の心のケア|穏やかな気持ちを保つためにできること
我が家で気をつけている早期発見の習慣
老化サインを早く見つけるために、我が家では次のことを続けています。
- 朝晩の「立ち姿」と「歩き方」をチェック
- ごはんの食べ残し・お水の量・うんちの状態を観察
- 週に一度、体をなでながら“しこり”や“痛み”を確認
これらはわずか数分でできる習慣ですが、
「いつもと違うな」をいち早く気づくきっかけになります。
✅ 老化サイン 早期発見チェックリスト
☐ 寝る時間が長くなった
☐ 散歩のスピードがゆっくりになった
☐ ごはんを残す・食べるスピードが落ちた
☐ 目が白っぽくなった
☐ 呼びかけへの反応が鈍くなった
☐ 毛づやが悪くなった
☐ トイレを失敗することが増えた
☐ 甘える・吠える・落ち着かない行動が増えた
1つでも当てはまる場合は、まずは生活環境の見直しや
動物病院での健康チェックをおすすめします。
まとめ
老化は避けられないものですが、
早く気づいて寄り添えば、その進行をゆるやかにできます。
「なんとなくいつもと違う」
その小さな気づきが、わんこの健康を守る大きな一歩です。
穏やかに歳を重ねていくその姿を、
優しく見守っていけたら素敵ですね🐕🌸


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