愛犬がシニア期に入ると、体調のちょっとした変化が増えてきます。
「ごはんを残すことが増えた」「寝ている時間が長い」「足をかばって歩いている」――。
そんな時に頼りになるのが動物病院です。
でも、いざ受診となると「こんな小さなことで病院に行っていいのかな?」と迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
私自身も最初は同じように悩みました。しかし、実際に受診して「早めに来てよかった」と感じたことが何度もあります。
この記事では、高齢犬や介護期の愛犬と上手に病院と付き合う方法を、私自身の経験を交えてまとめてみます。
1. 動物病院は「困ったときだけ行く場所」ではない
多くの飼い主さんが「病院=病気になったら行く場所」と考えがちですが、実際は健康を維持するためのパートナーでもあります。
特にシニア犬は「病気の早期発見」がとても大切。
大きな症状が出る前に、ちょっとしたサインを獣医師と一緒に確認することで、治療やケアの選択肢が広がります。
病院を「愛犬の健康を守るチームの一員」と思うと、ぐっと気持ちが楽になりますよ。
2. 受診のときに役立つ工夫
診察室では緊張してうまく話せないことも多いですよね。
そんな時におすすめなのが、次の3つの工夫です。
● 体調日記を持っていく
「ごはんを食べた量」「水を飲んだ回数」「排泄の状態」を簡単に記録しておくと、先生が状況を正確に判断しやすくなります。
私はメモ帳に記帳して作っていましたが、スマホのメモでも十分です。
● 写真や動画を見せる
診察室では再現できない症状(夜中の咳、歩き方の変化など)は、スマホで記録して見せるのが一番。
私も以前、散歩中に足を引きずる様子を動画で見せたところ、先生がすぐに「関節の問題かもしれません」と判断してくれました。
● 質問をメモしておく
いざ診察になると、緊張して聞きたいことを忘れがちです。
「薬の副作用はある?」「食事は変えた方がいい?」など、あらかじめ書き出しておくと安心です。
3. 信頼できる病院・獣医師の選び方
病院選びは愛犬の健康を左右する大切なポイントです。
- 説明がわかりやすいか
- 飼い主の話をじっくり聞いてくれるか
- 治療方針を押し付けず、選択肢を提示してくれるか
こうした点をチェックすると、安心して長く通える病院を見つけやすくなります。
また、普段のかかりつけ医だけでなく、セカンドオピニオンを持っておくことも大切です。
4. 通院のストレスを減らす工夫
高齢犬にとって、通院自体が大きな負担になることがあります。
- 移動中は毛布やタオルで体を包んで安心感を与える
- 待合室が混雑する時間を避ける
- 診察後にはごほうびをあげて「病院=怖くない」と感じさせる
こうした工夫で、病院へのハードルを下げてあげましょう。
5. 私の体験から学んだこと
最初の愛犬はアジソン病を患っていました。
体調の波が激しく、急に元気がなくなることもしばしば。
当時は「また病院に連れていくのはかわいそうかな」と迷ったこともあります。
でも、結果的には早めに相談したときの方が回復が早かったんです。
この経験から、私は「迷ったら受診」を基本にしています。
そのおかげで、今一緒に暮らす4頭のわんこたちとも安心して日々を過ごせています。
まとめ
犬の介護期における病院との付き合い方のポイントは、
- 動物病院を「健康を守るパートナー」と考える
- 体調日記や動画を活用して受診する
- 質問をメモしておき、納得いくまで話す
- 信頼できる病院・獣医師を見つける
- 通院ストレスを減らす工夫をする
という点です。
「こんなことで受診していいのかな?」と思うことこそ、実は大切なサインかもしれません。
愛犬の小さな変化を見逃さず、獣医師と一緒にサポートしてあげましょう。
👉 次回の記事では、【介護グッズの選び方】について詳しくご紹介します。
病院でのケアと合わせて、日常生活を快適にする工夫を知っておくとさらに安心ですよ。
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