老犬に多い床ずれを防ぐには?飼い主ができる予防法とおすすめグッズ

ペット介護

はじめに

シニア犬と暮らしていると、日々の介護やサポートの中で気になることが増えてきます。
その中でもよく耳にするのが 「床ずれ」

寝ている時間が長くなった老犬は、特定の部位に体重がかかり続けることで皮膚や筋肉が圧迫され、赤みやただれができてしまいます。
一度できてしまうと治療が大変で、犬自身にも強い痛みを伴うことがあります。

でも大丈夫!床ずれは「できてから治す」よりも「予防する」ことが何より大切です。
今回は、家庭でできる床ずれ防止の工夫とおすすめグッズを紹介します。


床ずれが起きやすい部位

床ずれは、骨が出ている部分や体重がかかりやすい部分に多く見られます。

  • 肘やかかと
  • 腰やお尻の骨(坐骨部)
  • 肩や足首周り

毛が薄くなったり、皮膚が赤くなったりしていないかを、日常のグルーミングやスキンシップのときに観察してあげましょう。


床ずれ防止の基本

1. 定期的に体勢を変える

長時間同じ姿勢で寝ていると床ずれのリスクが高まります。
できれば 2〜3時間ごと に体の向きを変えてあげると安心です。

2. 柔らかい寝床を用意する

床ずれを防ぐには、体圧を分散させる寝床が効果的です。

  • 低反発マットレス
  • 通気性の良いクッション
  • 介護用ベッド

これらを組み合わせると、関節や骨にかかる負担を大きく減らせます。

3. 季節に合わせた工夫

  • 夏は通気性を重視して蒸れを防ぐ
  • 冬は体が冷えないよう保温性のあるマットを選ぶ

「快適に休める環境づくり」が床ずれ防止の第一歩です。


我が家の工夫

我が家でもシニア犬が4頭いるので、それぞれに合わせた工夫をしています。

特に 夏場はベッドやマットを嫌がり、涼しい床に寝ることが多い んです。
そのままでは肘や腰に負担がかかってしまうため、我が家では 床ずれ防止の肘サポーター を活用しています。

特にフレンチブルドッグは皮膚トラブルが多くいつも悩まされています。

そのため、肘サポーターや洗えるマットを数種類用意して、こまめに交換。
湿気や汚れをためないようにするだけでも、皮膚トラブルの予防につながります。


ケアに役立つおすすめグッズ

介護用ベッド

体圧分散ができる専用ベッドは、床ずれ防止の基本アイテム。
撥水加工やカバーが洗えるタイプを選ぶと衛生的です。


防水マット・洗えるシーツ

排泄の失敗が増えるシニア犬にとって、清潔を保つことは皮膚トラブル予防にも直結します。
大きめのサイズを選んでおくと、寝床の下や周囲を広くカバーできます。

ボーさん
ボーさん

洗える防水シート これには助けられました!
あると本当に便利ですよ


サポーター・保護カバー

肘やかかとなど、床ずれができやすい部分を守るためのサポーターも有効です。
直接の圧迫や摩擦を減らすことで、初期の赤みやただれを防いでくれます。

ボーさん
ボーさん

我が家のフレンチブルドッグ愛用品です。おすすめです。



飼い主ができる観察のポイント

日々の観察で次のような変化に注意しましょう。

  • 毛が薄くなっている部分がないか
  • 皮膚に赤みやただれが出ていないか
  • 触ると痛がったり、違和感を示さないか
  • 臭いや湿った感じがないか

少しでも異常を感じたら、自己判断せず 早めに獣医師に相談 してください。


まとめ

床ずれはシニア犬にとって大きな負担となる症状ですが、飼い主さんの工夫次第で予防できるケースが多い です。

  • 体勢をこまめに変える
  • 体圧分散できる寝床を用意する
  • 季節や体調に合わせた環境を整える
  • サポーターや防水シートなど便利グッズを活用する

日々の小さな工夫と観察が、愛犬の快適な時間を守るカギになります。
「まだ元気だから大丈夫」と油断せず、早めの予防を心がけていきましょう。


🐶次回は 「老犬が水をよく飲むのは病気のサイン?」 についてお話しします。

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