はじめに
シニア犬と暮らしていると、「夜中に吠える・鳴く」という 夜鳴き に悩まされる飼い主さんは少なくありません。
ただ「うるさいな…」という問題にとどまらず、アパートや住宅街では ご近所への迷惑 につながるため、特に気を遣う場面です。
私も4頭のシニア犬と暮らしていますが、夜に落ち着かない様子を見せる子がいると「ご近所迷惑じゃ無いかな?」と心配になることがあります。
そんな時に役立つのが 防音対策。工夫次第で、犬の安心感を高めながら飼い主さんの不安も軽くできます。
この記事では、夜泣き(夜鳴き)の原因とあわせて、すぐに取り入れられる防音対策やおすすめグッズを紹介します。
老犬の夜泣き(夜鳴き)による影響
夜泣き(夜鳴き)は多くの場合、老犬となった事による心や体の変化が背景にあります。しかし周囲からは理解されない事が多く「わがまま」や「しつけ不足」ではないかと思われたり、時に心無いことを言われることもあります。でも決してそうではありません。こうした周囲の思い込みや言動 そして飼い主さん自身の不安が心身を疲弊させる一番の原因となります。
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影響や原因を理解しつつ、飼い主さん自身ができるお家の環境改善が夜鳴き対策の一つとなります。
ご近所トラブルを防ぐには「防音」がカギ
老犬の夜泣き(夜鳴き)は、声の大きさよりも 響きやすさ が問題になります。
特にアパートや戸建ての隣家に面した壁や窓から音が漏れやすいので、防音対策をしておくと安心です。
防音対策の工夫とグッズ
1. 寝床の位置を変える
- 窓や隣家に面した壁から離す
- 家の中心部や静かな部屋に移動させる
寝る場所を変えるだけでも、外への音漏れは大幅に減ります。
2. 防音パネル・防音シートを活用
- 壁やドアに貼るだけで音の反射を抑えられる
- 吸音効果のあるタイプなら、鳴き声を和らげる効果が期待できます

おすすめはホームセンターやネットで手に入る「吸音パネル」や「吸音ボード」
3. 防音パーテーション
- 移動式で、鳴き声が外に漏れにくくなる
- サークルの周囲に置いてもOK

手軽に導入でき、壁を傷つける事がないので賃貸でも安心です。
4. 防音カーテン
- 窓からの音漏れを防ぐのに効果的
- 遮光性も高いため「夜は暗い=寝る時間」と犬に意識させる効果も
5. ラグやマットで床からの音を減らす
- 鳴き声は床や壁を伝わって響きやすい
- 厚手のマットやジョイントマットを敷くと音がやわらぎます
我が家の工夫
私の家でも、夜にソワソワして鳴くことがあったので、寝床を窓から離してみることから始めました。
さらに、防音カーテンを取り入れると、私自身も安心できて「少し落ち着いて眠れるようになった」と感じています。
これらを組み合わせる事により大掛かりな工事をしなくても、小さな工夫で違いが出るのだと思います。
まとめ
老犬の夜泣き(夜鳴き)は、飼い主さんにとってもご近所にとっても大きな悩みですが、防音対策をすることで安心感を得られることが多いです。
- 寝床の位置を変えてみる
- 防音パネルやパーテーションを活用する
- 防音カーテンやマットで音漏れを軽減する
夜鳴きは「迷惑な行動」ではなく「体や心からのSOS」です。
鳴き声そのものを完全に止めることは難しくても、防音対策で周囲への影響を減らし、飼い主さんも落ち着いて向き合えるようになります。


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