多頭シニア犬ケア|みんなが穏やかに暮らすための工夫と心がけ

ペット介護

シニア期を迎えたわんこが複数いると、
ひとりひとりの体調や気持ちに寄り添う時間が増え、
嬉しさも大変さも、一頭のときとは少し違った形でやってきます。

我が家でも、13歳組のまろ・ごろう、
そしてフレンチブルドッグのまめ、保護犬のまりちゃんと、
それぞれ個性も体調もまったく違う4頭が毎日ゆったり暮らしています。

この記事では、そんな“多頭のシニア犬と暮らす毎日”の中で見えてきた
**「無理なく・穏やかに・みんなで過ごすためのポイント」**をまとめました。


それぞれの体調リズムを「同じにしようとしない」

多頭暮らしで気をつけたいのは、
“みんな同じように”を目指さないこと。

年齢、犬種、体質、性格、好きなこと、苦手なこと——
シニアになるほど個体差が強くなります。

  • よく歩く子
  • ゆっくりしか歩けない子
  • たくさん食べたい子
  • 少しずつ食べたい子

こうした違いを比べてしまうと、
「同じようにできない…」と飼い主さんが不安になったり、
逆にわんこに無理をさせてしまう原因に。

“その子のペースが、その子の正解”
と考えるだけで、ぐっと気が楽になります。


ごはんは個別管理が基本(シニア期は特に重要)

シニアになると消化力や代謝が違い、必要なカロリーも変わります。
多頭の場合はなおさら、ごはんは 「全員同じ」ではなく「個別対応」 が安心。

  • 体重管理が必要な子
  • 腎臓や肝臓に負担をかけたくない子
  • 食べムラが出てきた子

ごはんの内容や量をそれぞれ調整してあげるのが理想です。

ボーさん
ボーさん

我が家でもご飯はそれぞれ内容や量を変えています。
その子の好み・体調に合わせてあげることが大切だと思います。

多頭シニア犬の食事で便利な工夫

  • 時間をずらして食べさせる
  • 専用の食事スペースを分ける
  • 食べるスピードが遅い子には「静かな環境」を用意

静かに食べたい子もいれば、
「誰かのご飯が気になる子」もいるので、
マイペースに食べられる環境づくりが大切です。


お散歩は「全員一緒」にこだわらない

多頭シニア犬でよくある悩みが
「全員同じ距離を散歩させようとしてしまう」こと。

でも、シニア期は体力や歩幅の差が大きくなる時期です。

我が家でも:

  • 元気いっぱいの子
  • ゆっくり歩きたい子
  • 寄り道が多い子

とバラバラなので、
短めのコース+元気な子だけ追加でロングコースへ
という形にしています。

散歩は「全員一緒に」ではなく「その子のペースに合わせて」
それで十分幸せです。


ひとりひとりに“個別時間”をつくる

多頭シニア犬で意外と重要なのが、
「個別の甘え時間」

年齢を重ねると

  • 寂しがり屋になる
  • 甘えん坊になる
  • 飼い主さんの気配を感じていたい
    といった変化も増えます。

その気持ちを満たしてあげるために、
1〜2分だけでもいいので
名前を呼びながら撫でる、目を見て話す
などの“ひとり時間”をつくると、心がとても安定します。


寝床・空間づくりは「好きな場所を選べる」方式に

多頭の場合、
「このベッドを使ってね」と決めても、
実際には全員が違うベッドを選ぶこともあります。

シニア期は特に、

  • 温かさの好み
  • 硬さの好み
  • 静かさの好み

がそれぞれ違うもの。

ベッドの数は頭数+1が理想。
その日の気分で選べるようにしておくと、ストレス軽減につながります。

また、寒冷地の冬は冷えも大敵なので、
寝床の素材や位置を季節で変えるのも◎
(例:冬はボア素材、冷気がたまりやすい窓際を避ける)


トラブルを避けるための「距離感」づくり

シニア犬になると、
痛みや不安、視力低下などから
ちょっとした刺激に反応しやすくなることがあります。

  • 食事中
  • 眠いとき
  • 体調が悪い日

こういう時に距離が近すぎると、
思わぬトラブルになることも。

多頭の場合は「無理に一緒にさせない」ことも大切です。

ボーさん
ボーさん

我が家でも、ときどき小さなトラブルが起こることがあります。
多くはわんこ同士でうまく折り合いをつけてくれますが、
“何が不快だったのか”“どんな状況で起きたのか” をよく観察し、
できるだけ原因を作らないよう気をつけるようにしています。

ゲート・ケージ・柵の活用も、
シニア期にはとても役立ちます。


介護やケアは「ひとりで抱え込まない」

多頭介護は、どうしても疲れが溜まりやすくなります。
シニア期はケア時間も増えるため、
飼い主さんが疲れてしまうと、
わんこ達も不安を感じてしまいます。

  • 家族に手伝ってもらう
  • オンライン相談や動物病院でサポートを受ける
  • 1日だけペットシッターに頼む

など、“ひとりで全部やらなくてもいい”ことを
心に留めておいてほしい
と思います。


まとめ|それぞれ違って、それぞれ愛おしい。多頭シニア犬との穏やかな暮らし

〜多頭シニアと暮らすボーさんが思うこと〜

多頭でシニア犬と暮らしていると、毎日が少しにぎやかで、
少し大変で、でもその何倍もあたたかい時間が流れています。

年齢も性格も、今の体調もみんな違うからこそ、
「この子は今日はゆっくり」「この子はまだ歩きたい」
そんな“小さな違い”を受け止めながら寄り添う日々は、
飼い主さんにとっても優しさを育ててくれる大切な時間です。

シニア期は、若い頃のようにはいかないことも増えてきます。
でもそのぶん、
そっと寄り添ってくれたり、
目が合った瞬間に安心してくれたり、
眠るときに体をあずけてくれたり――
言葉がなくても通じ合える瞬間が、年々増えていきます。

多頭ならではのお世話の大変さも、もちろんあります。
散歩の時間がずれたり、食事の内容が違ったり、
一頭だけ体調が崩れると一気に忙しくなったりもします。

それでも、
「今日もみんな無事に一日を過ごせた」
その事実が、何よりも大きな幸せです。

そして何より、
シニアになっても“家族の一員として寄り添い合う姿”は、
見ているだけで胸があったかくなります。
若い頃には見られなかった優しい関係が生まれたり、
寄り添って寝る時間が増えたり――
シニア期にはシニア期だけの、かけがえのない愛が存在します。

多頭だからこそ、
ひとりずつと向き合う時間をつくりつつ、
みんなのペースがゆっくり合っていく過程を楽しんでいけたら、
毎日がもっと穏やかでやさしい時間になります。

“無理せず、ゆっくり。その子のペースを大切に。”
多頭シニア犬との暮らしは、慌てなくていい、比べなくていい。
その子が今日も安心して過ごせたら、それがもう100点です。

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