シニア犬の老いとの向き合い方

ペット介護の基本

穏やかに過ごす今は“元気がない”わけじゃない

最近、ふと思うことがあります。

我が家のわんこたち。
はしゃぐことが本当に少なくなりました。

朝の散歩とごはんの時間以外は、
ほとんど寝て過ごしています。

たまーに、おもちゃをカジカジ。
でも若い頃のように、わちゃわちゃ走り回ることはない。

穏やかで、静かで、ゆっくり。

これが普通なんだろうなと思いつつ、
少しだけ不安になることもあります。

「元気がないのかな?」
「どこか悪いのかな?」

でも、よく観察してみると――
食欲はある。
散歩も楽しそう。
呼吸も落ち着いている。

ただ、静かなだけ。


シニア犬はどのくらい寝るの?

成犬の平均睡眠時間は12〜14時間ほどと言われます。

一方、シニア犬は
16〜20時間眠ることも珍しくありません。

体力の回復に時間がかかるようになり、
刺激よりも休息を優先するようになる。

これは老化の自然な変化です。

「よく寝る=具合が悪い」ではありません。


はしゃがない=元気がない?

若い頃は、エネルギーが外へ外へと向かいます。

走る。
跳ぶ。
はしゃぐ。

でもシニア期は、エネルギーの向きが変わります。

外へ爆発させるのではなく、
内側でゆっくり使う。

それが“穏やかさ”として見えるだけ。

元気がなくなったのではなく、
元気の質が変わったのかもしれません。


無理に若返らせなくていい

「もっと動かさなきゃ」
「刺激を与えなきゃ」

そう思う気持ちもよくわかります。

でも、

・散歩に行けている
・ごはんを食べている
・ときどき遊ぶ

これができているなら、
十分すぎるほど元気です。

無理に若い頃のようにさせなくていい。

その子の今のペースを尊重することが、
一番のサポートだと感じています。


ただし、こんな変化は要チェック

穏やかさと体調不良は違います。

以下の変化があれば受診を検討しましょう。

✔ 急に寝たきりになった
✔ 呼吸が荒い
✔ 食欲が落ちた
✔ ぐったりして反応が鈍い
✔ 痛みのサインがある

“ゆっくり”と“元気がない”は別物。

ここは冷静に見てあげることが大切です。


老いは「終わり」じゃない

若い頃のような刺激的な毎日はないかもしれない。

でも今は、

日向でまどろむ時間。
ゆっくり歩く散歩。
静かな寝息。

この穏やかな時間こそが、
シニア期の豊かさなのかもしれません。

老いは、衰えだけではなく、
“落ち着き”でもある。

私は最近、そう思えるようになりました。


その子のペースで

無理に動かさなくていい。
無理に若返らせなくていい。

でも、見守りは続ける。

その子のペースで、
ゆっくりと老いと向き合う。

それが、今の私の答えです。

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