はじめに
愛犬や愛猫の介護が始まると、飼い主さん自身の生活も大きく変わります。
「眠れない夜が続く」「誰にも相談できない」と感じ、孤独感に押しつぶされそうになる方も少なくありません。

私自身も、先住犬を介護していた時期には「自分だけが大変なのでは?」と感じた経験があります。
そんな孤独感を和らげるには、コミュニティや人とのつながりを活用すること がとても大切です。
この記事では、飼い主さんの孤独感を軽くし、前向きに介護を続けるための工夫や、SNSを使った情報発信・交流の方法をご紹介します。
ペット介護に潜む「飼い主さんの孤独感」
なぜ孤独を感じるのか?
- 介護は24時間体制になることが多く、外出や趣味の時間が減る
- 周囲に同じ経験をしている人が少なく、理解してもらえないと感じやすい
- ペットの体調変化に一喜一憂し、精神的に不安定になる
特に一人暮らしの方や、介護を家族に頼れない方は「誰にも相談できない」という辛さを抱え込みがちです。
孤独がもたらす影響
- 精神的に落ち込みやすくなる
- 介護そのものが負担に感じやすくなる
- 飼い主の疲労がペットに伝わり、結果的に悪循環になる
孤独を和らげる3つの工夫
① 「完璧にやろう」と思わない
介護は「100点満点」を目指す必要はありません。
多少の手抜きがあっても「頑張り過ぎないこと」が一番大切です。

なんでも自分一人でやらなきゃと決して思わない!
② 小さな工夫を積み重ねる
すべてを一度に解決する必要はなく、「今日はこれを試してみよう」と小さな工夫を繰り返すだけで気持ちが軽くなります。

日々トライ&エラーの繰り返し、我が家にあった介護方法が必ず見つかると思います。
③ SOSを出すことをためらわない
「助けを求めるのは恥ずかしいこと」ではありません。
家族や友人、動物病院、ペットシッター・老犬ホームなど、サポートを受けるのも立派な選択肢です。

私のおすすめはペットシッターや老犬ホームのショートステイ等の外部サポートの利用です。
コミュニティを活用しよう
地域のつながり
- 動物病院の待合室で飼い主同士が話すだけでも気持ちが和らぐことがあります
- 自治体やNPOが開催しているペット介護セミナーに参加するのもおすすめです
オンラインのコミュニティ
今の時代はSNSを通じて、同じ悩みを抱える人と簡単につながることができます。

- Instagram:「#老犬介護」「#シニア犬」「#猫の介護」などのハッシュタグで検索すると、多くの飼い主さんの投稿に出会えます。
- X(旧Twitter):短文で気軽に気持ちを吐き出せるので、共感を得やすいです。
- FacebookグループやLINEオープンチャット:同じテーマに興味を持つ人が集まる場では、情報交換が盛んに行われています。
AIに相談するという新しい選択肢

最近では、オンラインの掲示板やSNSだけでなく、ChatGPTのようなAIに相談するという方法もあります。
「文章にすることで気持ちが整理できる」「誰かに話を聞いてもらっている感覚になる」など、AIを活用することで孤独感が少し和らぐこともあります。
実際に私自身、このブログを作る過程でChatGPTに相談しながら記事の構成を考えたり、伝えたい内容を整理したりしてきました。
AIは24時間いつでも相談できるので、夜間や周囲に相談相手がいない時にも頼れる存在です。
人とのつながりとはまた違いますが、「ひとりで抱え込まない工夫」のひとつとして取り入れてみる価値はあると思います。
発信することで孤独感が軽くなる
実は「情報を受け取るだけ」よりも「発信すること」も大きな力になります。
私自身、このブログを始めたのも「介護を一人で抱え込む辛さを知っているから」であり
文章にすることで自分の気持ちを整理し、同じ悩みを持つ人の少しでも手助けになればと考えたからです。
こういったブログやSNSは、介護中の飼い主さんにとって大きな心の支えになることもあります。
私の家では、4頭のシニア犬と暮らしています。
今はみんな元気ですが、介護期に入るとやはり「ひとりで全部やろう」としてしまいがち。
そんなときは、ブログやSNSを通して日々のお世話の様子や思いを発信したり、同じように頑張っている仲間の投稿を読むだけで、「自分も頑張ろう」と励まされます。
孤独感は完全になくなるわけではありませんが、「同じ気持ちを分かち合える仲間がいる」 と思えるだけで、心の重荷はずいぶん軽くなります。
まとめ
ペット介護において、飼い主さんの孤独感は誰もが経験するものです。
でも、
- 「完璧を目指さない」
- 「小さな工夫を積み重ねる」
- 「コミュニティでつながる」
この3つを意識するだけで、気持ちはぐっと楽になります。
孤独を抱え込まず、仲間とつながりながら介護を続けることが、ペットにとっても飼い主さんにとっても一番の幸せです。


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