北海道では、4月になるとマダニの予防薬を使い始めます。
「もうそんな季節か」と思いながら、毎年この時期になると我が家の4頭——まめ、まり、まろ、ごろう——のケアにひとつ追加することになります。
草むらには、必ずいる
5月〜6月にかけて、草むらに入るとほぼ確実にマダニに遭遇します。「今年もいらっしゃいましたね」と言いたくなるくらい、毎年会います。
だから我が家のルールは、散歩から帰ったら必ず全身チェックをすること。
ポイントは「ついたばかりのマダニは、まだ表面を動いている」ということです。
噛みついていない段階なら、見つけてさよならするだけ。「あ、いた!」となったら、落ち着いてつまんで除去できます。
でも、毛の奥に入り込んでしまったり、見落としてしまうこともあります。そのための保険が、予防駆虫薬です。
我が家の予防薬の選び方
予防薬にはいくつか種類があります。
まめとまりは、体に液体を垂らすスポットタイプを使っています。液体が体についても気にしない子なので、このタイプが合っています。
まろとごろうは、液体が体につくのを嫌がります。なのでおやつタイプ(飲み薬)を選びました。ご褒美感覚で食べてくれるので、ストレスなく続けられています。
同じ家の犬でも、性格によって合うタイプが違う。それぞれに合ったものを選んであげることが、長く続けるコツだと思っています。
どのタイプが合うかは、かかりつけの動物病院で相談してみてください。
マダニが怖い本当の理由
マダニ自体は小さくて、最初はそれほど怖く見えないかもしれません。
怖いのは、噛みつかれた後のことです。マダニは血を吸うときに、体の中にある菌やウイルスをうつしてしまうことがあります。これが「マダニ感染症」です。
犬だけでなく、人間にもうつることがあります。
実は私自身も、愛犬についていたマダニに食いつかれてしまい、病院に駆け込んだことがあります。「犬のマダニは犬だけの問題」ではないんだな、と身をもって知った出来事でした。
マダニが媒介する感染症の恐ろしさ
犬に関係する主な感染症として、以下のものがあります。
- バベシア症:赤血球を破壊する原虫による感染症。発熱・貧血・黄疸などを引き起こし、重症化すると命に関わる
- ライム病:関節炎・神経症状・心臓への影響が出ることがある細菌感染症
- 日本紅斑熱・SFTS(重症熱性血小板減少症候群):人間にも感染する可能性があり、SFTSは致死率が高い感染症として知られている
特にSFTSは、犬や猫からも人への感染が報告されており、愛犬に食いついたマダニを素手で触ったり、感染した犬の体液に触れることでうつることがあるそうです。
私が病院に行ったのも、まさに「愛犬についたマダニがそのまま私に」という状況でした。
シニア犬はとくに気をつけたい
若い犬でも感染すると大変ですが、シニア犬はさらに体への負担が大きくなります。
年を重ねると体の抵抗力が落ちて、ちょっとした感染が体に響きやすくなるからです。
「元気そうだから大丈夫」ではなく、元気なうちにしっかり予防してあげること。それがシニア犬との暮らしで大切にしていることのひとつです。
散歩後のチェックを習慣に
予防薬を使っていても、チェックはやめません。
薬があるから安心、ではなく、目視チェックと予防薬の両方で守るのが我が家のやり方です。
散歩から帰ったら全身を触る。耳の裏や足のつけ根など、マダニが潜りやすい場所を重点的に確認する。
最初は大変そうに感じるかもしれませんが、続けているとだんだん早くなってきます。今では5分もあれば4頭分チェックできるようになりました。
この春から、一緒に始めましょう
マダニは春から秋にかけて活発になります。
北海道では4月のうちに始めるのがちょうどいい、と毎年感じています。お住まいの地域により変わると思いますので予防時期については動物病院で相談してみて下さい。
まめ、まり、まろ、ごろうと一緒に、今年も安心して春の散歩を楽しみたい。
大切なシニア犬たちを守るために、小さな習慣をこれからも続けていきます。

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