シニア犬のストレス解消方法|穏やかに過ごすための工夫と我が家の実例

ペット介護

シニア犬とストレスの関係

シニア犬になると、体力や感覚が少しずつ衰えてきます。
その変化は自然なことですが、知らず知らずのうちに ストレス が溜まってしまうこともあります。

例えば…

  • 足腰が弱って今までのように走れない
  • 視力や聴力が落ちて不安を感じる
  • 飼い主さんと離れると落ち着かない

こうした小さなストレスの積み重ねは、心や体に悪影響を与えることがあります。
だからこそ「無理なくできるストレス解消法」を取り入れることが大切なんです。


ストレス解消の工夫① 散歩を「量」より「質」に変える

若い頃のように長時間の散歩ができなくても大丈夫。
シニア犬には 短時間でも充実した散歩 が効果的です。

  • においを嗅ぐ時間をたっぷりとる
  • 無理なく歩ける距離で切り上げる
  • お気に入りのコースを歩く

散歩は運動だけでなく「気分転換の時間」でもあります。

ボーさん
ボーさん

我が家でも、13歳の子たちは周囲のにおいをゆっくり嗅ぎながらのんびり歩いています。


ストレス解消の工夫② スキンシップを増やす

シニア犬は飼い主さんとのふれあいで大きな安心を得ます。

  • 優しく声をかけながら撫でる
  • ブラッシングやマッサージでリラックス
  • 隣に座って一緒にくつろぐ

「撫でている時間が一番落ち着く」子も多いです。

ボーさん
ボーさん

我が家では、アロママッサージを取り入れています。スキンシップにもなりますしリラックス効果も期待できますのでおすすめです。




ストレス解消の工夫③ 遊びをシニア仕様に

遊びは若い犬だけのものではありません。
シニア犬にも無理なくできる遊びを取り入れてあげましょう。

  • 引っ張りっこより「知育トイ」で頭の運動
  • ゆっくり追いかけっこ(数メートルで十分)
  • におい探しゲーム(おやつを隠して探させる)

体を激しく使わなくても、脳を使うことでストレス解消につながります。



ストレス解消の工夫④ 静かな居場所を作る

シニア犬にとって 安心できる居場所 はとても大切です。

  • 静かで落ち着けるベッドやマットを用意する
  • 人の出入りが少ない場所にスペースをつくる
  • 季節に合わせた寝床環境(夏は涼しく、冬は暖かく)

「ここにいれば安心」という場所があることで、不安が減りストレスも和らぎます。


我が家の工夫:アロママッサージでリラックスケア

我が家では、スキンシップのひとつとして アロママッサージ を取り入れています。
この方法は、著書『老犬生活』(高橋書店)に紹介されていた内容を参考にしており、その時のわんこの様子に合わせて香りを使い分けています。

香りの使い分け

  • リラックスさせたいとき
    ひのき、サンダルウッド、ローズ、ネロリ
  • 元気を出してほしいとき
    オレンジ、グレープフルーツ、ゆず、プチグレン、レモングラス
  • 免疫をサポートしたいとき
    ローズマリー、ラベンダー、ユーカリ

ベースオイル10mlに精油を2滴ほど加え、希釈して使用しています。

マッサージ方法

  1. アロマオイルを手のひらにつけ、擦り合わせて温める
  2. 背中を毛の流れに沿って優しく撫でる
  3. 顔まわりや首まわり、目頭を軽くマッサージ

これだけで、とても気持ちよさそうに体を預けてくれます。

注意点

毛の流れに逆らわず、やさしく行う

犬が嫌がる香りの精油は使わない

マッサージオイルの精油濃度は 0.1%以下 にする


まとめ

シニア犬のストレス解消は、特別なことをしなくても大丈夫。
散歩・スキンシップ・遊び・安心できる居場所 ――この4つを意識するだけで、毎日の生活がぐっと穏やかになります。

大切なのは「できなくなったこと」より「まだできること」に目を向けること。
シニア期は、わんことの絆をさらに深められる大切な時間です。


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