シニア犬の介護が始まると、ご飯は食べられたかな、お水は飲めたかな、今日は少し楽そうかな、と毎日気になることが増えていきます。
私が虎鉄の介護中に続けていたのが、体調日記です。
きれいな記録を作りたかったわけではありません。昨日の虎鉄と今日の虎鉄を比べるため。そして、診察の時に伝えたいことを忘れないために、普通の手帳へ少しずつ書いていました。
きっかけは、虎鉄のアジソン病でした
先住犬の虎鉄は、副腎皮質機能低下症(アジソン病)と付き合っていました。
体調が落ち着いている日もあれば、心配になる日もある。通院や点滴が続く時期もありました。
その頃の私は、「昨日はどうでしたか?」と聞かれた時に、できるだけ正確に伝えたいと思っていました。
でも心配しながら過ごしていると、食べた量や排泄の様子、眠れたかどうかなどが頭の中で混ざってしまいます。そこで、気づいたことを手帳に書くようになりました。
記録は「診断」のためではなく、「昨日との違い」を残すため
体調日記は、飼い主が病気を判断するためのものではありません。
私にとっては、虎鉄のいつもの状態と比べて何が違ったのかを、あとから振り返れるようにするためのものでした。
昨日は食べられたのに、今日は残した。今日はよく眠れていた。散歩には行けなかったけれど、窓のそばで気持ちよさそうにしていた。
そんな小さな一行でも、続けてみると虎鉄の毎日が少し見えやすくなりました。
もちろん、急にぐったりする、呼吸が苦しそう、強い痛みがあるなど、明らかに様子がおかしい時は、記録のために様子見をせず、早めに動物病院へ相談することを大切にしています。
私が書いていたこと
毎日すべてを細かく書けていたわけではありません。虎鉄の様子に合わせて、主にこんなことを残していました。
- 食べたものや、おおよその量
- 水を飲む様子
- おしっこやうんちの様子
- 眠れているか、落ち着いているか
- 散歩や、部屋の中での動き
- 薬や通院など、その日にあったこと
そして時々、「今日は昨日より少し楽そう」や、「ご飯を食べてくれて嬉しかった」という私自身の気持ちも書いていました。
数字にできないことも、介護の毎日では大切なことだったからです。

一行の日も、書けない日もありました
介護中は、記録まで完璧にしようとすると苦しくなります。私も、何も書けない日がありました。
「今日はよく食べた」
「夜は眠れた」
それだけの日もあります。それでも十分でした。記録は飼い主を追い込むための宿題ではなく、毎日を少し整理するためのものだと思うからです。
書ける時に、書ける分だけ。我が家では、そのくらいが続けやすかったです。
写真や動画に助けられたことも
歩き方や呼吸、いつもと違う動きなどは、文字だけでは伝えにくいことがあります。無理なく撮れる時には、スマホで写真や動画を残すこともありました。
ただし、撮影を優先して受診が遅れては意味がありません。急いで相談した方がよいと感じた時は、まず動物病院へ連絡するようにしています。
診察前に要点を整理したい時は
体調日記は日々の記録ですが、受診を決めた時には、いつから何が変わったのかを短く整理しておくと、先生へ伝えやすくなります。
我が家で受診前にメモしていることは、こちらの記事にまとめています。
→ シニア犬を病院へ連れて行く前に|我が家がメモしている「いつもと違う」こと
今では、虎鉄が生きた大切な記録です
当時の私は、思い出を残そうと思って手帳を書いていたわけではありません。ただ、虎鉄の毎日を少しでも見落としたくなかった。先生にできるだけ正確に伝えたかった。それだけでした。
でも今、手帳を開くと、そこにあるのは病気や介護の記録だけではありません。
食べてくれた日。少し歩けた日。気持ちよさそうに眠っていた日。一行一行に、虎鉄が一生懸命に過ごした毎日が残っています。
今の私にとって体調日記は、虎鉄と一緒に頑張った時間を思い出させてくれる、大切な宝物です。
まとめ|完璧じゃなくても、今日のことを少しだけ
シニア犬の介護中は、毎日が同じようにはいきません。だからこそ、今日のことを一行でも残しておくと、昨日との違いに気づけることがあります。
きれいなノートでなくてもいい。毎日続けられなくてもいい。
「今日はよく食べた」
そんな短い一言でも、あとから振り返れば大切な記録になります。虎鉄の手帳を見ながら、私は今もそう思っています。
この記事は、虎鉄の介護中に私自身が行っていた記録について書いたものです。体調の急な変化や強い違和感がある場合は、記録を優先して受診を遅らせず、かかりつけの動物病院へご相談ください。


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