最近、我が家のまろの様子を見ていて感じることがあります。
以前は呼べばすぐに戻ってきてくれた子。
でも最近は、呼んでも反応が少し薄い。
散歩中も、執拗なくん活。
「もう行くよ」と声をかけても動かない。
頑固になったのかな?
正直、そう思っていました。
でもよくよく観察していると、
もしかして少しずつ聴力が落ちてきているのでは?
と思うようになりました。
シニア犬の聴力低下はゆっくり始まる
犬は高い音から聞こえにくくなると言われています。
こんな変化はありませんか?
✔ 後ろから呼んでも振り向かない
✔ 寝ているときに音で起きない
✔ 以前より反応がワンテンポ遅い
✔ 大きな音には驚くが、小さな声には反応しにくい
急激ではなく、
本当にゆっくり。
だからこそ「無視している」と勘違いしてしまうこともあります。
聞こえていないのに叱られると…
ここが大事です。
もし本当に聞こえていなかったら。
呼ばれていることに気づかず、
戻らなかっただけ。
それなのに叱られてしまうと、
犬は「何が起きたのか分からないまま怒られる」ことになります。
信頼関係にヒビが入る可能性も。
だからこそ、
“頑固”と決めつける前に
少し視点を変えてみることが大切だと感じました。
ハンドサインという選択
そこで試してみようと考えたのが、
ハンドサイン。
以前、本で読んだもの。
声だけに頼らず、
視覚で伝える方法です。
ハンドサインのポイント
・大きく、ゆっくり動かす
・毎回同じ動きを使う
・成功したらすぐに褒める
・最初は静かな環境で練習する
例えば、
「おいで」は手を大きく自分に引き寄せる動き。「待て」は手のひらを見せる。
本当に簡単な動きで伝えること
言葉+手の動きをセットにしていくと、
少しずつ視覚でも理解してくれるようになります。
ハンドサインを始めるときのコツ
いきなり声をやめる必要はありません。
最初は
声+ハンドサイン
↓
ハンドサインだけ
と段階的に。
そして何より、
“できなかった”を責めないこと。
聞こえないことは、
その子のせいではありません。
安全のためにできること
聴力が落ちてくると、
呼び戻しの不安も出てきます。
そんなときは、
・ロングリードで安全を確保
呼び戻しに少し不安を感じるようになってから、我が家ではロングリードを使うようになりました。
ハンドサインの練習をするときも、
安全が確保されているとこちらも焦らずに向き合えます。
このロングリードは私も愛用しています。
巻き取りもスムーズで、引っ張りが強くなっても安心できる丈夫さ。
中型犬・大型犬でも不安なく使える作りで、“叱らずに安全を守れる”という意味でも心強いアイテムです。
・夜間はLED付き首輪で視認性を高める
・トリーツポーチで成功体験を増やす
など、環境面のサポートも大切です。
無理にコントロールするのではなく、
安心して伴走できる環境を整える。
それがシニア期のサポートだと感じています。
コントロールから伴走へ
若い頃は、声で動いてくれました。
今は、目を合わせて伝える。
声で指示する関係から、
視線でつながる関係へ。
これは衰えではなく、
関係の形が変わっているだけなのかもしれません。
伴走するというのは、
相手の変化に合わせて自分も変わること。
まろの耳が少し遠くなったなら、
私は少し大きく手を振る。
それだけのこと。
まとめ
シニア犬が呼んでも来ないとき、
・頑固と決めつけない
・聴力の低下を疑ってみる
・ハンドサインを取り入れる
・安全対策を整える
そして何より、
怒る前に、一呼吸。
聞こえにくくなっても、
つながる方法はあります。
声が届かなくても、
心は届きます。
今日も私は、
まろと目を合わせて、そっと手を振ります。

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