はじめに
シニア犬になると、どうしても活動量が減ってきます。
「もう遊ばなくなったし仕方ないかな」と思いがちですが、実は年齢を重ねた犬にこそ「遊び」や「心のリフレッシュ」が必要なんです。
遊びは体の健康を保つだけでなく、脳を刺激し、不安やストレスを和らげてくれます。
今回は、我が家の実践を交えながら、シニア犬におすすめの遊びや心のリフレッシュ方法をご紹介します。
シニア犬に遊びが必要な理由
- 脳の活性化につながる
遊びは「考える力」を刺激し、犬の認知機能の低下を防ぎます。 - ストレス解消になる
軽い運動や飼い主との触れ合いは安心感を与え、夜鳴きや不安の軽減にも役立ちます。 - 体力維持・リハビリ効果
遊びながら無理のない運動を取り入れることで、筋力の低下を緩やかにします。
シニア犬におすすめの遊び
1. におい探しゲーム
鼻を使う遊びはシニア犬にぴったりです。
・タオルの中にフードを隠す
・部屋のあちこちにおやつを置いて探させる
など、体に負担をかけず脳をしっかり刺激できます。
2. 知育トイやコング
知育トイにフードを入れて与えると「どうやって出そうかな?」と夢中になります。
短時間でも達成感を得られるので、心の満足度がとても高い遊びです。
3. 軽い引っ張りっこ
激しい運動は避けますが、柔らかいおもちゃで軽い引っ張りっこをするのは良い刺激になります。
「無理に力を入れない」「短時間で切り上げる」がポイントです。
4. ゆったり散歩+気分転換
遊びの一環として、散歩のコースを変えるのもおすすめ。
同じ道でもにおいが変わるだけで、新しい刺激になりリフレッシュできます。
心のリフレッシュにつながる工夫
1. 飼い主さんとのスキンシップ
撫でる・話しかけるなどのスキンシップは、シニア犬にとって大きな安心材料。
「遊び=触れ合い」と考えて、毎日少しの時間でもしっかり取ってあげましょう。
2. 安心できる居場所づくり
我が家では、それぞれが決まったベッドやマットで過ごしています。
彼らにとって「自分の場所」があることが、いちばん安心できるようです。
リフレッシュには「安全で落ち着ける場所」も欠かせません。
3. 新しい体験を少しだけ
・新しいおもちゃを試す
・短時間だけカートでお出かけする
・家の中で簡単な遊びを取り入れる
大きな変化でなくても、小さな「新しい体験」がシニア犬の心を元気にします。
我が家の工夫
我が家の4頭のシニア犬たちも、年齢とともに遊び方が変わってきました。
若い頃のように走り回ることはありませんが、
・「におい探し」で毎日わくわく
・決まったベッドでゆっくり休む
・飼い主と短い遊びをする
これだけでも、表情が生き生きとしています。
まとめ
シニア犬にとって遊びや心のリフレッシュは、体と心の健康を守る大切な時間です。
- 無理のない遊びで体を動かす
- 鼻や頭を使うゲームで脳を刺激する
- 安心できる居場所を用意する
- 小さな新しい体験を取り入れる
こうした工夫を続けることで、「まだまだ元気!」なシニア期を過ごすことができます。
飼い主さんも「一緒に楽しむ」気持ちを大切に、毎日の暮らしに遊びを取り入れてみてください。
👉 次回は、「シニア犬の認知症と向き合う」についてご紹介します。


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