シニア犬の1日の摂取カロリーはどのくらい?〜体重・年齢別の目安と計算方法〜

ペットの体調管理

「うちの子、最近あまり動かないけどごはんの量はこのままでいいのかな?」
「食欲はあるけど、太ってきた気がする…」

シニア期に入ると、若い頃と同じ食事量では
エネルギーの取りすぎや、逆に栄養不足になることがあります。
体調や体重を安定させるためには、
わんこの年齢・体重・運動量に合わせたカロリー管理がとても大切です。


シニア犬の健康を守るには“適正カロリー”が大切

シニア犬は、筋肉量や代謝が少しずつ落ちていきます。
そのため若い頃と同じ食事を続けると、
肥満や関節への負担、内臓の疲れにつながることもあります。

逆に、食事量を減らしすぎると、
筋力低下や免疫力の低下を招くことも。

つまり、
「減らす」ではなく「その子に合った適量を見極める」ことが大切です。


摂取カロリーの目安(計算式つき)

わんこの1日に必要なカロリーは、次の式でおおよそ計算できます👇

必要カロリー(kcal)= 70 ×(体重kg)^0.75 × 活動係数
※ ^0.75 =「体重の0.75乗」という意味です。


活動係数は、わんこの運動量に応じて変わります:

  • ほとんど寝て過ごす子:1.2
  • 穏やかにお散歩をする子:1.4〜1.6
  • よく動く元気な子:1.8前後

💬 我が家の実例(まりちゃんの場合)

まりちゃんは体重22kgで、1日2回の軽いお散歩をしています。
この場合の計算は次のようになります👇

70 × 22^0.75 × 1.5(活動係数) ≒ 950〜1000kcal/日

これはあくまで目安ですが、
この数値を基準に「体重」や「便の状態」を見ながら微調整しています。

「少し太ってきたな」と感じたら 約5%減らす
「痩せてきたな」と感じたら 少しだけ増やすようにしています。


まりちゃんのダイエット体験

実は、まりちゃんは少しぽっちゃり体型で、以前ダイエットに取り組みました。
そのとき活用したのが ChatGPTのパーソナルトレーナー機能 です。

1日の摂取カロリーや、与える食材の種類や量を自動で計算してもらえるので、
複雑な計算を自分でしなくても、すぐに最適な数値とアドバイスがもらえるんです。

毎日のごはん管理がとても楽になり、本当に助かりました🍀


こちらは実際にChatGPTで算出してもらった内容です👇

✅ まりちゃんの1日カロリー計算(23.4kg時点)

時間帯内容カロリー目安
鶏胸肉140g+野菜80g+煮干し+パン+かぼちゃ+りんご約241kcal
納豆20g(半パック)約45kcal
鶏胸肉140g+野菜80g約160kcal
おやつ約115kcal

🔸 1日合計:約561kcal


📌 【適正カロリーとの比較】

  • まりちゃんの理想減量カロリー:
     体重23.4kg → ダイエット中なら 約700〜750kcal/日 が目安。
  • 現在: 約561kcal → 少し控えめ(−150〜200kcal)

このようなアドバイスを参考にしながら、
ごはんの量や内容を少しずつ調整してダイエットを進めました。


その結果——
体重23.4kg → 21.3kgへ、約半年〜1年かけて2kg以上の減量に成功! 🎉

無理のないペースで、体調も良好のまま進められたので、
まりちゃんもストレスを感じることなく、健康的にスリムに🐶✨


Just a moment...

カロリー調整のコツ|季節・運動量・年齢別の考え方

シニア期になると、若い頃よりも運動量が減り、代謝もゆるやかになります。
そのため、体重変化に合わせて小まめにカロリーを調整することがとても大切です。

まりちゃんのように「太りやすいタイプ」「運動が苦手な子」「季節によって食欲が変わる子」など、それぞれの性格や体質に合わせた“ゆるやかな調整”がポイントです🌿


季節によるカロリー調整

  • 夏: 食欲が落ちやすいため、無理に食べさせずに「少量を数回に分ける」
  • 冬: 代謝が上がるため、少し多めに与えてOK
  • 春・秋: 季節の変わり目は体調が変化しやすいので、便や元気の様子をよく観察

我が家では、
夏はスープを多めにして水分と栄養を同時に補給、
冬は温かいスープをかけて体を温めながらエネルギーを補っています。

ほんの少しの工夫でも、わんこの体調は驚くほど安定します🐶✨


運動量による調整

カロリー計算をするときは、
「運動量」も一緒に考えることが大切です。

  • 散歩の距離が短い日や雨の日は、少し減らす
  • よく歩いた日やお出かけをした日は、少し多めに
  • 1週間単位で“トータルのバランス”を見る

年齢によるカロリーの考え方

シニア期(おおよそ7歳〜)を過ぎると、
筋肉量が減ることで基礎代謝が低下します。
そのため、若い頃と同じカロリーでは少し多すぎることがあります。

ただし、急に減らすと筋肉が落ちてしまうため、
10〜15%ずつゆるやかに調整していくのが理想的です。

また、13歳を超える頃からは、
「カロリーよりも消化の良さ・水分量・好きなものを食べる楽しみ」を優先しています。

カロリーコントロールにおすすめの食材

シニア犬は、消化の良い良質なたんぱく質と
脂肪を控えめにしたバランスが理想です。

  • たんぱく質: 鶏むね肉・白身魚・豆腐
  • 炭水化物: さつまいも・かぼちゃ・おかゆ
  • 脂質: 少量のえごま油・オリーブオイル
  • 野菜: にんじん・ブロッコリー・キャベツ(細かく刻んで)

カロリー管理で気をつけたいポイント

  • おやつのカロリーも食事に含めて考える
  • 手作り+ドライフード併用時は、双方のカロリーを足して調整
  • 定期的な体重測定(週1回など)で変化を確認

特に、シニア期は「ちょっとの増減」が体に影響しやすい時期
食べる量よりも「今の体の状態」を見ながら調整することが大切です。


まとめ|食べる量を“減らす”より“整える”

シニア犬の食事は、我慢や制限ではなく、体に優しい工夫がポイントです。

食べる量を減らすよりも、
「どんな栄養を、どんなタイミングで与えるか」を意識することで、
体調も表情も変わってきます。

今日も「おいしいね」「ごはんが楽しみだね」と言える時間が、
わんこの健康の証であり、何よりの幸せだと思います。

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