老犬の介護は、飼い主さんにとって大切な使命です。しかし同時に「仕事もあるし、両立できるのだろうか…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。私自身も、これまでの経験から「一人で抱え込むのは大変」だと強く感じています。
この記事では、老犬介護と仕事を無理なく両立するための工夫やサービスについてご紹介します。
仕事と介護を両立するのが難しい理由
老犬介護は、日々のごはんや排泄の世話に加えて、病院通い、夜泣き対応など予想外のことが多く発生します。その一方で、仕事は休むことができません。
特に以下のような場面で両立が難しく感じられることがあります
- 長時間の留守番が難しい
- 通院が平日昼間になることが多い
- 夜泣きや徘徊で睡眠不足になり、仕事のパフォーマンスが落ちる
「頑張りたいけど体力的にも精神的にも限界…」という状況に陥る前に、できる工夫を取り入れていくことが大切です。
両立を助ける3つの工夫
1. 在宅勤務・フレックス制度を活用する
コロナ禍以降、在宅勤務やフレックスタイムを導入している会社は増えています。

- 在宅勤務の日は、食事や排泄の介助がすぐにできる
- 通院の付き添いを勤務時間の前後に調整できる
「介護をしている」ということを会社に正直に伝えるのは勇気がいるかもしれません。しかし、介護休暇制度などを活用できる場合もあります。

私の勤務先でも在宅勤務に加え、ペットのケア休暇が取得できるようになりました!
2. 家族や友人と役割分担をする
一人で抱え込むと心身ともに疲れ果ててしまいます。

- 通院は家族で交代する
- 夜鳴きの対応を週末だけ代わってもらう
- 助けてくれる友人に散歩をお願いする
このようなほんの少しの助けでも、介護を続ける力につながります。
3. 専門サービスを利用する
無理なく続けるためには「外部の力」を借りるのも大切です。

- 動物病院の一時預かり
- ペットシッターサービス
- 老犬ホームのショートステイ
例えば、日中はシッターさんに散歩をお願いして、夜は自分がケアをするという形もあります。
実際の体験から
私の場合、先住犬の介護をしていた時は、まだ在宅勤務制度が一般的ではなく、仕事と介護の両立がとても難しい時期でした。
毎朝、愛犬を病院に預けて夕方迎えに行く、という生活を続けていましたが、長時間病院にいることは犬にとっても大きなストレスになり、結果的に体調の回復に時間がかかってしまったことを今でも思い出します。
当時は「自宅で出来る限りのことをしてあげたい、でも仕事は休めない…」というジレンマに本当に苦しみました。介護と仕事の板挟みで、自分自身も心身ともに疲れてしまった経験です。
しかし今は、在宅勤務やフレックス勤務が普及している時代です。当時に比べれば、もっと柔軟に対応できる選択肢があると思います。もし私がこれから再び本格的な介護期を迎えることになったら、迷わず在宅勤務を組み合わせた働き方を選びます。
また、ペットシッターなどの外部サービスも積極的に活用し、「ひとりで抱え込まない」ことを大事にしたいと考えています。
両立のために心がけたいこと
- 「完璧にやろう」と思わない
→「少し手を抜くくらいでちょうどいい」と考える。 - 小さな工夫を積み重ねる
→トライ&エラーを繰り返して、自分に合った“無理のない介護スタイル”を見つける。 - 周囲のサポートを遠慮なく借りる
→SOSを出すことは恥ずかしいことではなく、「続けていくために必要な力」と考える。
大切なのは 「介護を続けていける自分の状態を保つこと」 です。
飼い主さんが無理をして倒れてしまったら、愛犬も安心できません。だからこそ、無理をせず、工夫をしながら続けていける方法を選ぶことが何より大切だと思います。
仕事で家を空ける時の工夫
外出や仕事でどうしても目を離さなければならない時は、見守りカメラを使うと安心です。
スマホで愛犬の様子を確認できるので、「大丈夫かな?」という不安も減ります。
ちなみに我が家では、エコバックスのロボット掃除機を使っています。実はこの掃除機にはカメラが付いていて、見守りカメラとしても大活躍!
外出先からスマホで室内をチェックできるので、愛犬の様子を確認できるし、掃除もしてくれるのでまさに一石二鳥です。
「見守り+掃除」が同時にできるので、忙しい飼い主さんにはとてもおすすめです。
まとめ
老犬介護と仕事の両立は簡単ではありません。しかし、
- 在宅勤務やフレックス勤務制度をうまく活用する
- 家族・助けてくれる友人と役割分担する
- 介護の専門サービスを取り入れる
こうした工夫を積み重ねることで、無理なく続けられるようになります。
老犬の介護は「大変なこと」だけでなく「絆を深める大切な時間」でもあります。無理なく、前向きに、そして少しでも明るい介護期を一緒に過ごしていきましょう。
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