シニア犬のためのマッサージ方法|手のぬくもりで癒やすスキンシップケア

健康・体調管理

夏は暑さ対策のために、どうしてもエアコンを使う時間が長くなります。

涼しい部屋で気持ちよさそうに寝ている我が家の犬たち。

でも、長い時間同じ姿勢で寝ている姿を見ていると、

「同じ姿勢で疲れていないかな?」

「体勢がつらくなっていないかな?」

なんて思うことがあります。

特にシニアになってくると、若い頃に比べて寝ている時間も長くなりました。

そんな時、私がしているのが、犬たちの体をゆっくり撫でること。

「マッサージ」と言うほど大げさなものではありません。

特別な技術もありません。

いつものスキンシップに、ほんの少しだけ「ゆっくり触れる」を加える程度です。

私は勝手に、これを我が家の**「愛情マッサージ」**だと思っています。

今日は、我が家で普段している5つのふれあいをご紹介します。


マッサージというより「気持ちいいね」の時間

犬のマッサージというと、

「どこを押したらいいの?」

「何分くらいやればいいの?」

「力加減は?」

なんて、ちょっと難しく感じませんか?

私も専門家ではありません。

だから我が家では、筋肉を揉んだり、関節を動かしたりするようなことはしていません。

基本は、

手のひらで、ゆっくり撫でるだけ。

そして犬たちの表情を見ながら、

「ここは気持ちいい?」

「今日はもういい?」

そんな感じで触れています。

犬によって触られるのが好きな場所も違いますし、その日の気分だってあります。

だから「ここを何回」と決めるよりも、

その子が心地よさそうなら続ける。嫌そうならやめる。

それくらいでいいと思っています。


我が家でしている5つのやさしいふれあい

首の横から肩まわりを、ゆっくり撫でる

最初は、首の横から肩まわり。

手のひらをそっと置いて、毛並みに沿うようにゆっくり撫でます。

グイグイ揉んだり、首の骨や喉を押したりはしません。

あくまで、

「よしよし」より、ちょっとゆっくり。

それくらいです。

気持ちよさそうにしていたら、そのままゆっくり。

顔をそむけたり、離れようとしたら終了です。

犬にとっても「今日はここがいい」「今日は触られたくない」があると思うので、犬たちに決めてもらいます。


背中に手のひらを添えて、ゆっくり撫でる

背中も、我が家ではよく触れる場所です。

背骨そのものを押すのではなく、背中に手のひらをそっと添えて、ゆっくり撫でています。

実は以前、かかりつけの獣医師から、ごろうたちの体を見てもらった時に、背中をやさしく触れる際の注意点を教えていただいたことがあります。

それ以来、我が家でも犬たちの様子を見ながら、背骨そのものや腰を押さないように、手のひらでそっと撫でるようにしています。

大切なのは、

「ほぐしてあげよう」と頑張りすぎないこと。

気持ちよさそうならゆっくり続けて、嫌そうならそこでおしまいです。

なお、これは我が家の犬たちの状態を見たうえで、先生から教えていただいたことです。

すべての犬に同じ触れ方が合うとは限りません。

痛みや持病がある子、背中や腰に心配がある子は、自己流で押したり揉んだりせず、かかりつけの獣医師に相談してくださいね。

専門的なマッサージは犬の状態に合わせて行う必要があり、自宅で取り入れたい場合も獣医療チームから方法を教えてもらうことが勧められています。


肩まわりに、手のひらをそっと添える

前足の付け根周辺も、無理に揉むのではなく、私は肩まわりに手のひらをそっと添えています。

ここでも大事なのは、

「ほぐそう」と頑張らないこと。

脇の下へ無理に手を入れたり、前足を動かしたりする必要もありません。

手のひらで包むように触れて、そのままゆっくり撫でる程度。

これだけなら、普段の「いい子だね」の延長でできます。


太ももの外側を、手のひらでゆっくり

後ろ足は、太ももの外側を手のひらでゆっくり撫でています。

ここでも関節を動かしたり、強く揉んだりはしません。

特にシニア犬の場合、

「良かれと思って」

が負担になってしまうのは避けたいところ。

だから私は、太ももの外側に手を置いて、ゆっくり撫でるくらいにしています。

犬が気持ちよさそうにしていれば、

「気持ちいいの?」

なんて話しかけながら。

それくらいの気軽な時間です。


「今日はここだけ」でも十分

そして、私が一番大切だと思っているのがこれです。

全部やらなくていい。

我が家のまりは、長時間ずっと触られるのがあまり得意ではありません。

だから、

「今日は首だけ」

「今日は背中を少し」

そんな日もあります。

そして、まりが

「もういいです」

という感じで離れていけば終了(笑)。

一方で、もっと触ってほしそうな子もいます。

同じ犬でも、それぞれなんですよね。

人間だって、今日は肩を揉んでほしい日もあれば、

「今日は放っておいて〜」

という日があります。

犬も同じなのかもしれません。

その子の「気持ちいい」を探してあげる。

それが一番の愛情マッサージなのかな、と私は思っています。


普段から触れていると、小さな変化に気づくこともある

こうして犬たちの体に触れる時間には、もう一つ良いことがあります。

それは、

「いつもと違う」に気づくきっかけになること。

毎日のように触っていると、

「あれ?こんなところに何かあったかな?」

「今日はここを触られるの嫌がるな」

「皮膚がちょっと赤い?」

そんな小さな違いに気づくことがあります。

シニア犬と暮らしていると、この「いつもと違う」が大切だと感じる場面が本当に増えました。

もちろん、触っただけで体調を判断することはできません。

でも、

普段の状態を知っておく。

その一つとして、日頃から優しく体に触れる時間を持つことを、私は大切にしています。

関連記事→シニア犬の「ちょっと変」に気づくこと


触らない方がいい時もあります

「なでるだけ」とはいっても、いつでも触ればいいわけではありません。

たとえば、

  • 元気や食欲がない
  • 触ると痛がる
  • びっこを引いている
  • 傷や腫れ、熱っぽいところがある
  • しこりや皮膚トラブルがある
  • 手術をしたばかり

こんな時は、無理にマッサージのようなことをせず、まずはかかりつけの獣医師に相談した方が安心です。

また、いつもは触らせてくれる場所を急に嫌がるようになった時も、「今日は気分じゃないのかな」と決めつけず、少し注意して様子を見るようにしています。

専門的なマッサージには、傷や感染、痛みなど、行わない方がよい状態があります。間違った方法では痛みを強める可能性もあるため、治療を目的としたマッサージは獣医師など専門家に相談することが大切です。


特別なことをしなくても、触れる時間は作れる

シニア犬と暮らしていると、

「体に良いことをしてあげたい」

「少しでも元気でいてほしい」

そんな気持ちがどんどん強くなります。

私もそうです。

でも、だからといって毎日何か特別なことをしなくてもいいのだと思っています。

隣で寝ている犬の背中に、そっと手を置く。

首のあたりをゆっくり撫でながら、

「今日も元気だったね」

と話しかける。

それだけでも、立派なスキンシップです。

そして、触れているこちらもなんだかホッとするんですよね。

犬の温かさを感じながら、

「今日も一緒にいられるなぁ」

と思う。

そんな何でもない時間が、私はとても好きです。

関連記事→シニアペットとスキンシップ|心と体をつなぐ大切な時間


まとめ|我が家の「愛情マッサージ」は、なでるだけ

専門的なマッサージは、犬の体の状態をきちんと確認したうえで行うものだと思っています。

だから私が家でしているのは、本格的なマッサージではありません。

なでるだけ。

でも、それで十分。

「気持ちいい?」

「今日はここがいい?」

そんなふうに犬たちと会話するように触れる時間です。

シニア犬との暮らしでは、つい、

「何かしてあげなくちゃ」

と思ってしまいます。

でも、特別なことばかりが愛情ではありません。

今日は首だけ。

今日は背中に手を置くだけ。

犬が気持ちよさそうに目を閉じたら、それでおしまい。

それくらいの気軽さでいい。

なでるだけ。でも、それで十分。

これからも我が家では、犬たちそれぞれの「気持ちいい」を大切にしながら、のんびり愛情マッサージを続けていこうと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました