以前、まりがどうして車を怖がるのか、我が家なりに考えた記事を書きました。
保護犬として我が家にやってきたまりにとって、車は決して楽しいものではなかったのかもしれません。
以前のまりは、車に近づくだけでも全力で逃げようとしていました。
なんとか乗っても呼吸が荒くなり、よだれがダラダラ。
見ている私も、
「こんなに嫌なら、できることなら乗せたくないな……」
と思うほどでした。
あれから時間が経ち、今のまりはというと――。
車が大好き!
……には、なっていません😅
でも、以前のような激しい拒絶はかなり減りました。
今では必要な時には乗ってくれますし、車の中でも以前より落ち着いていられるようになりました。
私は、今はそれで十分だと思っています。
本当は、嫌なら乗せたくない
まりがそこまで車を怖がるなら、本当は乗せずに暮らせたら一番です。
でも我が家は田舎暮らし。
動物病院へ行くにも車が必要です。
しかも、まりは体の大きな子。
具合が悪くなった時のことを考えても、車にまったく乗れないままというわけにはいきません。
だから私が目指したのは、
「車が大好きな犬にすること」ではなく、「必要な時には乗れること」。
そして、
「車は必ずしも怖いところへ連れて行かれるものではないよ」
ということを、少しずつ知ってもらうことでした。
最初は、車に乗せることを目的にしなかった
最初にしたのは、ドライブではありません。
車のエンジンをかけず、ドアを開けて、まりと一緒に車の近くまで行くことから始めました。
もちろん最初は、
「絶対そっちには行きません!」
という感じで全力で車から離れようとします。
そんな時は無理やり引っ張りません。
一度車から離れて、その辺を一緒にウロウロ。
少し落ち着いたら、また車の近くへ。
でも嫌がったら、また離れます。
まりが自分から車へ近づいて、
「今日は乗れそうかな」
と思えた時だけ、もう少し先へ進みました。
近づくことさえ難しい日は、そこでおしまい。
「今日は乗せる」と決めたからといって、そこまでやり切ることはしませんでした。
また、まりには以前、逸走してしまった経験があります。
車のドアを開けた状態では特に、リードやハーネスなどを使い、飛び出してしまわないよう注意していました。
乗れたら、楽しい場所へ行ってみる
まりが車に乗れるようになってからも、いきなり長距離ドライブなんてことはしませんでした。
最初は本当に近い場所です。
そして行き先にも気をつけました。
まりは車だけでなく、知らない人も苦手です。
せっかく頑張って車に乗ったのに、到着した場所が人でいっぱいだったら、それもまた緊張する原因になってしまいます。
そこで選んだのは、できるだけ人に会わない静かな公園。
少しだけ車に乗る。
静かなところで散歩する。
好きなように匂いを嗅いで歩く。
そして帰る。
そんなことを、時々繰り返しました。
もちろん、車に乗れたらそれで終わりではありません。
移動中の飛び出しや転倒などにも気をつけています。
車内での安全対策は犬の体格や車によっても違うので、その子に合った方法を考えることも大切だと思います。
「車=病院」だけにはしたくなかった
まりが車に乗らなければならない一番大きな理由は、やっぱり動物病院です。
でも、
車に乗る → 病院へ行く
こればかりにはしたくありませんでした。
だから病院へ行く予定がなくても、時々車に乗って静かな公園へ。
車に乗った先には、怖い場所だけではなく、まりがのんびり歩ける場所もある。
そんな経験を少しずつ増やしていきました。
それがどこまでまりの中で結びついているのかは、私には分かりません。
でも少なくとも、以前ほど激しく車を拒絶することはなくなってきました。
なお、荒い呼吸や大量のよだれは、怖さだけでなく車酔いなどが関係することもあるそうです。
強く出る時や繰り返す時は、「怖がりだから」と決めつけず、かかりつけの先生に相談することも大切だと思っています。
車を好きにならなくてもいい
最初の頃は私も、
「いつかまりも車が好きになったらいいな。」
と思っていました。
車が好きになれば、一緒にいろいろなところへ行けます。
でも、それって人間側の希望なんですよね。
まりにしてみれば、
「いや、別に車を好きになりたいとは言ってないんだけど。」
かもしれません😅
だったら、無理に好きにならなくてもいい。
病院へ行かなければならない時に乗れる。
以前のように強く怖がらずに移動できる。
まずは、それで十分です。
「克服」より、まりのペースで
保護犬と暮らしていると、
「いつか怖いものを克服させてあげたい」
と思うことがあります。
でも最近の私は、「克服」をゴールにしなくてもいいんじゃないかと思っています。
まりには、まりの経験があります。
私には分からない怖さもきっとあります。
それを人間の都合で、
「もう大丈夫だから。」
と急に消すことはできません。
だから我が家では、
克服することより、暮らしていく中で困らないところまで少しずつ。
今後はまりの様子を見ながら、もう少し長く車に乗れるようになれたらいいなと思っています。
でも、それも急ぎません。
今日はここまで。
次は、もうほんの少しだけ。
難しそうなら、また戻ればいい。
以前は車から全力で逃げようとしていたまりが、今では必要な時には乗ってくれる。
それだけでも、まりにとっては大きな変化です。
車を好きにならなくてもいい。
必要な時に、以前より少し安心して乗れる。
今のまりには、それで十分だと思っています。
あとがき
この記事は、車を怖がるまりと暮らす我が家で実際に行ってきたことを書いたものです。
怖がり方や苦手な理由は犬によって違うため、我が家の方法がすべての犬に合うとは限りません。
強い恐怖やパニックが見られる場合や、よだれ・嘔吐など車酔いが疑われる場合は、無理に慣らそうとせず、かかりつけの獣医師などに相談してください。
また、車の乗り降りやドアを開けた状態では、飛び出しや逸走が起きないよう十分注意してください。
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