〜無理なく備えるためにできること〜
シニア犬との暮らしの中で、避けて通れないのが介護とお金の問題です。
どれだけ大切に思っていても、現実的に「費用」のことを考えないわけにはいきません。
私自身も、最初の子の介護をしていた頃、
治療費や薬代などが思った以上にかかり、
正直なところ、心にもお財布にも負担を感じていました。
けれどあの経験があったからこそ、
今は「備えの大切さ」を実感しています。
この記事では、シニア犬の介護にかかる費用や、
ペット保険の活用・費用を無理なく管理するための工夫についてお話しします。
💰 介護にかかる費用の現実
シニア期に入ると、病院へ行く回数が自然と増えていきます。
定期検査や持病の治療、薬の継続、介護グッズの購入…。
ひとつひとつは大きな金額でなくても、積み重なると意外に負担になるものです。
私の経験では、
- 通院・検査・薬代:月1万〜2万円前後
- ペットシート・おむつ・消耗品:月3,000〜5,000円程度
- フード・サプリメント:月5,000〜1万円ほど
もちろん症状や犬種によって違いますが、
月に2〜3万円前後が目安になることもあります。
もし突然の入院や検査が重なると、思いがけない出費になることもあります。
🏥 ペット保険で介護費用はどこまでカバーできる?
ペット保険というと、若い頃のケガや病気のためのものと思われがちですが、
シニア期の介護にも使えるケースがあります。
ただし注意が必要なのは、
「介護そのもの」や「慢性疾患の長期治療」には保険が使えない場合があることです。
一般的にカバーされるのは、
- 通院・入院・手術費用
- 一時的なケガや急性疾患の治療費
などで、
- 高齢による介護・寝たきり・認知症などのケア
- サプリや介護用品の購入費
といった日常的な介護費用は対象外であることが多いです。
私の場合、最初の子が腎臓の病気で通院していた頃、
保険のおかげで毎月の診察・検査費用の約半分が補償され、本当に助かりました。
けれど、その後の長期投薬やケア用品は自己負担。
「すべてが補償されるわけではない」という現実も学びました。
🪙 保険以外でできる「介護費用の備え方」
保険だけに頼るのではなく、
少しずつ介護に備えるお金を分けておくことも大切です。
私自身は、毎月「わんこ貯金」をしています。
たとえば月3,000円〜5,000円でも、1年で3〜6万円になります。
いざという時の検査代や、介護用品の買い替えにも充てられます。

若いうちから介護期に備えて積み立てておくと安心ですね。
おかげさまで今はみんな大きな病気もなく過ごせていますが、
本格的な介護期を見据えて、少しずつ準備しておくことをおすすめします。
また、介護用品は**「必要なものだけを吟味して買う」**ようにしています。
たとえば、
- ペットシートは安くて吸収の良いものをセール時にまとめ買い
- おむつはサイズが合うか数枚だけ試してから箱買い
- ベッドやクッションはカバー付きで洗えるタイプを選んで長く使う
“なんとなく買う”を減らすことで、
ムダな出費を抑えながら、快適に過ごすことができます。
🐕 我が家の実例:通院費用
我が家の場合、最初の子の治療にかかっていた費用は、
病院での治療費が月平均1万5千円ほど、薬代が月5千円ほど。
合わせておよそ月2万円前後でした。
ただ、体調が悪化していた時期には、
毎日の点滴や入院費などが加わり、数十万円にのぼる月もありました。
そうした費用は、ペット保険と、日頃から積み立てていたわんこ貯金でまかないました。
介護期になると、このような突発的な支出が増えてくるものです。
だからこそ、いざという時に慌てないよう、
あらかじめ「これくらいはかかるかもしれない」と備えておくことが何より大切だと感じました。
飼い主としては、
「できる限りの治療を受けさせてあげたい」――
誰もがそう願うはずです。
だからこそ、心の余裕を持つためにも、お金の準備は愛情のひとつだと思っています。
🌿 まとめ:お金の備えは、心の余裕につながる
ペットの介護には、想像以上にお金がかかります。
でも、保険や少額貯金、日々の小さな工夫で、負担を減らすことはできます。
「お金の心配が少ない」というだけで、
わんこの介護にもっとやさしい気持ちで向き合えるようになります。
介護は、飼い主さんの心のゆとりが何よりの支え。
無理をせず、できる範囲で備えながら、
穏やかな毎日を一緒に過ごしていきましょう🐾💕


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