シニア犬の皮膚・被毛トラブルと季節別ケア|乾燥・かゆみ・フケ・脱毛を防ぐためにできること

ペットの体調管理

シニア期に入ると、わんこの体は少しずつ変化し、
その中でも特に目に見えて分かりやすいのが 皮膚や被毛のトラブル です。

「最近かゆがることが増えた」
「毛艶が落ちてきた気がする」
「フケが多くなった」

そんなサインが出てきたら、皮膚のバリア機能が弱ってきているのかもしれません。

皮膚は“最大の臓器”と言われるほど大切なパーツ。
内側の健康状態がそのまま表れる場所でもあります。
この記事では、季節別のケアポイントから毎日のスキンケアまで、
シニア犬の皮膚と被毛を守るための方法をまとめました。


シニア犬が皮膚トラブルを起こしやすい理由

加齢により、皮膚は次のような変化を起こします。

  • 乾燥しやすくなる(皮脂量の減少)
  • ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が遅くなる
  • 免疫力の低下
  • ホルモンバランスの変化
  • 毛質の変化(薄毛、硬くなる、密度が減る)

これらが重なると、
・かゆみ
・フケ
・脱毛
・赤み
・肌荒れ
が起こりやすくなります。

特にシニア犬は、ただの「乾燥」に見えても
背景に 甲状腺疾患・アレルギー・慢性炎症 などが隠れていることもあるため、
早めのケアがとても大切です。


季節別にみる皮膚トラブルと対策

季節によって、皮膚の悩みは大きく変わります。
それぞれの特徴を知っておくと、予防がずっとしやすくなります。


🌸 春:アレルギー・花粉・ハウスダストに注意

春は皮膚トラブルが増える季節です。

● よくあるトラブル

  • かゆみ
  • 赤み
  • 目まわりの炎症
  • 花粉皮膚炎・環境アレルギー

● 対策

  • 散歩後は、濡れタオルで被毛を拭く
  • ブラッシングで花粉を落とす
  • 空気清浄機・換気をしっかり
  • 皮膚のバリア機能を高める保湿をプラス

春のアレルギーは“蓄積型”なので、早めの対策がポイントです。


☀️ 夏:乾燥ではなく「湿気」「蒸れ」トラブルが増える

夏は汗をかけない犬にとって、蒸れが大敵です。

● よくあるトラブル

  • 蒸れによる皮膚炎
  • マラセチア(酵母菌)増殖
  • ベタつき、におい
  • かゆみ

● 対策

  • こまめなシャンプー (洗いすぎない範囲で)
  • 通気性の良いベッドやマットに変更
  • 耳の中のケア(湿気がこもりやすい)
  • 乾かし残しをゼロにする(ここが重要!)

シニア期は自己乾燥力も弱くなるため、
“ドライヤーでしっかり乾かす”のが特に大切です。


🍁 秋:乾燥の始まり・毛替わりで負担が増える季節

秋は冬に向けて毛が生え変わる時期。
肌にも負担がかかりやすくなります。

● よくあるトラブル

  • フケ
  • 軽度の乾燥
  • 抜け毛が増える
  • 皮膚がチクチクする

● 対策

  • 保湿成分のあるシャンプーに切り替える
  • ブラッシングを優しくこまめに
  • 加湿器を使用して空気の乾燥を防ぐ
  • 食事にオメガ3脂肪酸(亜麻仁油など)を追加

秋は“冬の乾燥対策の準備期間”と考えると良いですね。


❄️ 冬:乾燥・かゆみ・フケ・赤みが最も増える季節

暖房や外気の乾燥、年齢による皮脂不足が重なる季節です。

● よくあるトラブル

  • 乾燥性のかゆみ
  • フケ
  • 皮膚の赤み
  • 毛艶の低下

● 対策

  • 加湿器を使い湿度50〜60%をキープ
  • 洗浄力が優しいシャンプーに変更
  • 保湿スプレーやクリームを毎日プラス
  • 静電気を防ぐため、ブラシは天然毛を使う
  • 寝床をふわふわの冬用マットに変更

乾燥対策は “保湿・室内環境・食事” の3本柱で考えると上手くいきます。


毎日のスキンケアで気をつけること

シャンプーは月1〜2回が基本です。

洗いすぎは必要な皮脂まで奪ってしまい、逆に乾燥やかゆみの原因になることがあります。

また、自宅でシャンプーをする場合に特に気をつけたいのが すすぎ残し
シャンプー剤が毛や皮膚に残ってしまうと、赤み・かゆみ・炎症などの皮膚トラブルにつながりやすくなります。

・脇の下
・内股
・首のしわ
・しっぽの根元

など、シャンプーが溜まりやすい部位は丁寧に流し、
「キュッ」ときしむくらいしっかりすすげているかを確認してあげてください。

保湿できるタイプを選ぶ

・セラミド
・ヒアルロン酸
・アミノ酸
などが入ったものがおすすめ。

ブラッシングは優しく短時間

皮膚刺激は逆効果なので「10秒で終わるブラッシング」を何回かに分けてもOK。

食事の見直し

オメガ3脂肪酸(亜麻仁油・サーモンオイル)
ビオチン
ビタミンA、E
などは皮膚の健康に役立ちます。


こんな症状は要注意!早めに病院へ

  • かゆみが強い
  • ジュクジュクしている
  • 臭いが強い
  • 一部分だけ脱毛している
  • 赤みが広がっている
  • 耳の汚れが急に増えた

シニア犬はちょっとした皮膚炎が
“体力の負担”につながりやすいため、
悪化前の受診がとても大事です。

ボーさん
ボーさん

我が家のまめは、フレンチブルドッグ特有の“お肌弱々くん”です。
食物アレルギーの影響もありますが、特に夏場は膿皮症が出やすいため、毎日のスキンチェックを欠かせません。

赤み・湿疹・ベタつき・匂いなど、ちょっとした変化でも早めに気づけるようにしています。


まとめ|皮膚ケアは「愛情そのもの」

皮膚や被毛は、
食事・生活環境・ストレス・季節の影響をすべて受ける、とてもデリケートな部分です。

だけど、
毎日のほんの少しのケアで、驚くほど変わります。

季節に合わせてベッドを変える
ブラッシングをやさしくする
保湿アイテムを追加する
栄養バランスを整える

こうした小さな積み重ねが、
シニア犬の「快適」と「安心」を守ってくれます。

これからも、その子のペースに合わせながら
“気持ちよく過ごせる肌づくり”を一緒に続けていきましょうね。

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