飼い主さんにもできる病気予防|毎日の小さな習慣で健康長寿を目指そう

ペット介護の基本

こんにちは、ボーさんです。
私は現在、8歳のフレンチブルドッグと、推定9歳・13歳の保護犬たちと一緒に暮らしています。みんなシニア世代ですが、毎日元気いっぱい!
ただ、年齢を重ねると病気のリスクが高まるのも事実です。

「病気は仕方ない」と思ってしまうこともありますが、実は飼い主さんのちょっとした心がけで 病気を予防したり、早めに気づいたり できるんです。
今回は、私が日々実践している「飼い主さんにもできる病気予防」についてまとめます。


1. 日常のチェックで病気を早期発見

病気の予防で一番大切なのは「小さな変化に気づくこと」です。
動物は自分から「具合が悪い」と言えません。だからこそ、毎日の生活の中でチェックすることが飼い主さんの役割です。

観察のポイント

  • ごはんの食べ方:食欲が落ちた、反対に食べすぎている
  • 水を飲む量:急に増えた/減った
  • 排泄:回数・色・硬さに変化があるか
  • 歩き方:よく立ち止まる、段差を嫌がる
  • 行動:散歩を嫌がる、寝てばかりいる
  • スキンシップ:体表面に腫れ、シコリ等の違和感がある

例えば、我が家の13歳の子は以前より歩くスピードがゆっくりになり、ソファに飛び乗るのが不安になってきました。そこで踏み台を置くことで、負担を減らしつつ「まだできる」を維持しています。


2. 体調日記や動画を活用する

「昨日より元気がない」「水をよく飲むようになった」などを 体調日記に書き留める ことはとても有効です。

  • ごはんの量
  • 水分量
  • 排泄の状態
  • 散歩や遊びの様子

こうした記録を続けると、変化に早く気づけますし、病院で相談するときにも役立ちます。
さらに、スマホで 動画や写真を残す と、診察室で再現できない症状も獣医師に伝えられます。


3. 環境を整えて病気を防ぐ

病気の予防は「暮らしの中の工夫」からもできます。

  • 寝床を清潔に保つ → 皮膚トラブルや感染症を防ぐ
  • すべりにくい床マット → 転倒や関節の悪化を予防
  • 適切な温度と湿度 → 夏の熱中症や冬の低体温を防ぐ
  • 安心できる居場所 → 不安やストレスが減り、免疫力を守る

我が家では、年齢の高い子たちのために「滑り止めマット」を敷いたり、「静かで落ち着けるベッドスペース」を用意したりしています。これだけでも安心感が全然違いますよ。


4. 食事と栄養で病気を予防

シニア期の病気予防には、食事も大きなカギです。

  • バランスの取れたフード を選ぶ
  • シニア向けの 関節ケア・腎臓ケアの栄養素 を取り入れる
  • 水分をしっかりとれる工夫(ふやかしごはん、スープ風にする)
  • 人間の食べ物(塩分・糖分の多いもの)は避ける

私の家では、手作り食とドライフードを組み合わせ、食欲が落ちた時期には温めたり、冷やしたり、柔らかくしたりして工夫しています。


5. 定期健診と予防医療を忘れずに

病気予防には、飼い主さんができることに加えて 獣医さんのチェック が欠かせません。

  • 年1〜2回の健康診断(血液検査・尿検査)
  • ワクチン・フィラリア予防
  • 歯のケア(歯石や口腔トラブルは全身の健康に影響します)

「まだ元気だから大丈夫」と思わず、早めに受けておくと安心です。
我が家のフレンチブルドッグも先日の健康診断で歯肉炎が発見され、近々 歯石除去をお願いすることにしました。



6. 飼い主さんの心構えが一番の予防

最後に大切なのは、飼い主さんの「気づいてあげよう」という気持ちです。
病気のサインは本当に小さな変化から始まります。

  • 「なんとなく元気がない」
  • 「散歩に行きたがらない」
  • 「少し痩せてきた?」
  • 「ん?何か出来物?」

こうした違和感を無視せず、気づく → 記録する → 相談する の流れを意識しましょう。


まとめ

飼い主にできる病気予防は、特別なことではなく 日常の小さな習慣 です。

  • ごはん・水・排泄・行動を毎日チェックする
  • 記録(体調日記・動画)を活用する
  • 環境を整えて安心できる暮らしを作る
  • 食事や栄養で体を守る
  • 定期健診で早期発見につなげる

こうした積み重ねが、大切な家族の健康を守ります。

「病気を治す」よりも「病気を防ぐ」ことが、ペットも飼い主さんも一番幸せに過ごせる秘訣だと思います。


次回は、「シニアペットとスキンシップ」 についてお話します。

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