シニア犬の食事はどう変えるべき?

ペット介護の基本

シニア犬になると体の代謝が落ち、若い頃と同じ食事ではカロリーオーバーや栄養不足になることがあります。
でも「じゃあ何を食べさせたらいいの?」と迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

私も今、4頭のシニア犬と暮らしていて、フード選びや食事の工夫には日々悩みながら取り組んでいます。
今回は、シニア犬におすすめのフードや、家庭でできるちょっとした食事の工夫についてご紹介します。

シニア犬に必要な栄養のポイント

1. 低カロリー・高たんぱく

運動量が減るシニア犬は太りやすくなります。肥満は関節や心臓への負担につながるため、カロリーは控えめに。
ただし筋肉を維持するためには、良質なたんぱく質をしっかりと摂ることが大切です。

2. 消化吸収のしやすさ

年齢を重ねると消化機能も弱くなるため、消化の良いフードを選ぶのがおすすめです。
ドライフードならお湯でふやかす、ウェットフードを取り入れるなど、ちょっとした工夫で負担を減らせます。

3. 関節や免疫をサポートする成分

グルコサミンやコンドロイチンは関節のケアに、オメガ3脂肪酸は炎症を抑え、皮膚や被毛を健康に保ちます。
また、抗酸化作用のあるビタミンC・Eもシニア犬にとって重要です。

シニア犬におすすめのフードの種類

1. シニア専用フード

市販されている「シニア犬用フード」は、カロリーを抑えつつ栄養バランスを整えてあるので安心です。
まずはいつものブランドのシニア用に切り替えるだけでもOKです。

2. ウェットフードや手作り食との併用

歯が弱ってきた子には、柔らかいウェットフードや手作り食を組み合わせるのも良い方法です。
我が家では、朝は蒸し野菜と小魚をトッピングした鶏胸肉 夜はドライフードにウエットフードを少々トッピングして食べやすさと栄養を工夫しています。

3. 療法食が必要な場合

腎臓病や心臓病など、シニア期に多い病気を抱えている場合は、獣医師の指導のもとで療法食を選びましょう。
自己判断で与えるのではなく、必ず相談することが大切です。

食事をもっと楽しませる工夫

1. 香りを引き出す

食欲が落ちてきた子には、フードを少し温めると香りが立ち、食欲を刺激します。

2. 食器の高さを調整する

足腰が弱くなった子は、食器を少し高くしたり、食器に角度をつけると食べやすくなります。

3. 水分補給を工夫する

フードに少し水分を加える、スープやヤギミルクを使うなどして、水分不足を防ぎましょう。
我が家では、ヤギミルクを使用することが良くあります。鰹節や煮干し・昆布などでとった出汁を薄めて与えるのもおすすめです。その際は塩分に注意して下さいね。


我が家の工夫

我が家では、
– 基本はシニア犬用ドライフード・鶏胸肉に蒸し野菜と減塩煮干しトッピング
– トッピングにウエットフード
– 水分を意識してふやかしたりスープ・ヤギミルクを加える

といった工夫をしています。
そのおかげか、今のところみんな元気に過ごしてくれています。

まとめ

シニア犬の食事は「減らす」のではなく「工夫して調整する」ことが大切です。

– 低カロリーで高たんぱく
– 消化しやすい形にする
– 関節や免疫をサポートする成分を意識する


こうしたポイントを押さえつつ、愛犬の様子に合わせて工夫してみましょう。

毎日のごはんは健康の土台。少しの工夫で、シニア期を元気に穏やかに過ごすことができますよ。

次回は「シニア犬の遊びと心のリフレッシュ」についてご紹介します。

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