老犬の寝たきりを予防するためにできること〜今から始めるやさしい日常ケア〜

ペットの体調管理

「いつか寝たきりになるのかな…」
シニア期のわんこと暮らしていると、そんな不安がよぎることがあります。

でも、寝たきりは突然起こるものではなく、
ゆっくりと少しずつ進んでいく変化の積み重ねです。

そして、その変化に気づきながら
今できる小さなケア を取り入れることで、
寝たきりの時期をぐっと遅らせることができます。

大切なのは、無理をしないこと。
“できる日”に、“できる分だけ”。
それで十分なんです。


なぜ寝たきりになりやすくなるの?

シニア期になると、体の機能はゆっくりと変化していきます。

  • 筋肉量が落ちてくる
  • 関節の動きが硬くなる
  • 視力や聴力が衰え、動くことに不安を感じやすくなる
  • 寒さや痛みが動くきっかけを減らしてしまう

「動きにくい → 動かない → 筋肉が減る → ますます動きにくい」
という 負のスパイラル に入ってしまうと、寝たきりにつながりやすくなります。

でも、逆に言えば…

“少しでも動き続けている限り、寝たきりは遠ざけられる” ということ。


無理なく続けられる“やさしいお散歩”

お散歩は 寝たきり予防のいちばんの味方 です。
ただし、ポイントは距離ではなく 「気分とペース」

我が家では、シニア犬のまろとごろうに
3つのコース を用意しています。

  • ちょこっとコース(5〜10分)
  • のんびりコース(15〜20分)
  • 絶好調コース(その日のお任せ)

その日の体調や気分で、わんこ達自身に選んでもらいます

「歩ける時に、歩ける分だけ。」
これがとても大切です。

無理に歩かせる必要はありません。
けれど、歩くことを“やめない”ことが大切です。

冬のお散歩の工夫はこちらで詳しく
 シニア犬の冬のお散歩で気をつけたいこと


冷えは “動けなくなる” きっかけにつながる

寝たきりを予防するうえで、冷え対策はとても重要です。
体が冷えると血流が悪くなり、筋肉や関節が動きにくくなります。
その結果、「歩きづらい → 動かない → 筋肉が落ちる」という流れが起きやすくなります。

特にシニア犬は、寒さの感覚や体温調節がゆっくりになるため、
「冷えに気づきにくい」 ことがあるのです。

首・肩・背中を温める

体を温めるなら、

  • 首(太い血管が通っている)
  • 肩まわり
  • 背中〜腰

を意識すると血行が整いやすくなります。

お散歩前に、
タオルをお湯に浸して軽く絞った ホットタオル を
首や背中に1〜2分だけ乗せてあげるのもおすすめです。

“歩きはじめが軽くなる” → その日の歩行が変わる
ほんの小さな差ですが、積み重ねることで 寝たきり予防に直結 します。


筋肉と関節を守る“やさしいちょこっとケア”

頑張らなくて大丈夫。
日常のスキンシップに、ほんの少しだけ「意識」を添えるだけでOKです。

  • 背中を手のひらでゆっくりなでる
  • 肩や腰を小さく円を描くようにほぐす
  • 足先をやさしく握って、ゆっくり離す

「触れながら呼吸を合わせる」だけで、
わんこの体は温まりやすくなり、関節が動きやすくなります。

👐 挿絵付で詳しいマッサージ方法はこちら
→ シニア犬のためのマッサージ方法


住環境は「転ばせないための予防」

  • フローリングには滑り止めマット
  • ソファやベッドからの段差をなくす
  • 寝床はふかふかしすぎず、起き上がりやすい高さに

これだけで、転倒 → 関節痛 → 動けなくなる という流れを防げます。

🌙 季節で寝床の素材を変えるのもおすすめ
→ 冬はボア素材・夏はタオル地で快適さUP


食事と水分で「体をつくる」

筋肉を維持するために、たんぱく質は減らしすぎないことが大切です。
同時に、寒い季節は喉が乾きにくいので “食べながら飲む”水分補給 を。

我が家では、スープや白湯、鶏の煮汁を
毎日のご飯にプラスしています。

🦴 腸活を続けることで吸収力も上がる
→ シニア犬と腸活


「できる日だけでいい」という視点

介護期は “がんばりすぎ” てしまいがちです。

でも、実際に大切なのは
できる日だけ、できる分だけ、で十分だということ。

今日できたことを、一緒に喜んでください。

「今日は5分歩けたね」
「今日は背中をなでてみたね」
「今日はよく眠れたね」

その積み重ねこそが、寝たきり予防です。
そして、それは大切な思い出にもなっていきます。


まとめ|ゆっくり、やさしく、今を大切に

寝たきりを予防することは、
“未来に備えること” ではなく、
“今日の暮らしをていねいに積み重ねること”。

まりちゃんと一緒に歩いた日々も、
まめがストーブ前でとろけている姿も、
まろやごろうがモリモリご飯を食べる姿も
そのひとつひとつが、
これからも歩き続ける力になっています。

無理をしなくて大丈夫。
ゆっくり、やさしく、一緒に過ごしていきましょう🐾💞

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