〜時間を上手に使う工夫と心の余裕のつくり方〜
シニア犬の介護が始まると、思っていた以上に時間と気力が必要になります。
私も当時、仕事をしながら家事と介護をすべてこなそうとしていました。
朝は出勤前に投薬と掃除、夜は帰宅後にごはんとお世話、
気づけば一日があっという間に終わっていました。
「もっとちゃんとやってあげたいのに、時間が足りない」
そんな思いに押しつぶされそうになり、
心も体も疲れきってしまった時期がありました。
あの頃を振り返ると、**一番つらかったのは“時間をうまく使えないこと”**でした。今回は、そんな日々を少しでも楽にするために私が実践してきた
「介護と家事の両立を無理なく続ける工夫」を少しご紹介します。
🕰️ 時間に追われないためのちょっとした工夫
💡 家事を“減らす”という発想に変える
介護中は、どうしても完璧を目指してしまいがちです。
でも、「今日は掃除機じゃなくてフロアワイパーでOK」と決めるだけで、
ほんの少し気持ちが軽くなります。
私は思い切って、掃除をロボット掃除機に助けてもらうことにしました。
毎日、愛犬の寝床スペース以外は外出中に予約清掃でお掃除してもらっています。
おかげで、私が掃除するのは寝床スペースだけになりました。
「できるだけきれいに」ではなく、
「暮らしやすく保てれば十分」という考え方に変えると、
ぐっと気持ちが楽になります。
🍳 食事づくりを簡単にする工夫
我が家では、わんこのごはんは手作り食です。
けれど、手作りはどうしても時間と手間がかかりますよね。
そこで、鶏肉と野菜を2〜3日分まとめて調理するようにしました。
茹でる時には電気圧力鍋を使い、朝の出勤前にセットして、
帰宅後には柔らかく仕上がった具材を細かくして与えています。

日々の食事作りにも電気圧力鍋や電子レンジをフル活用して時短&手抜しています😄
この方法にしてから、ごはん作りがぐっと楽になり、
忙しい日でも安心して続けられるようになりました。
⏰ タイマーや音声アシスタントを活用
投薬や水分補給、散歩の時間など、
毎日のルーティンが多い介護期には、タイマー設定がとても便利です。
私はスマートスピーカーを使って「お薬の時間です」と声で知らせてもらったり、アラームで夜の水分補給を忘れないようにしていました。
小さなサポートでも、続けていくと心の余裕が生まれます。
🤝 「全部を自分でやろう」としない勇気
介護をしていると、つい「自分がやらなきゃ」と抱え込みがちです。
でも、頼れる存在を見つけることも大切なケアのひとつです。
家族や友人にお願いしたり、
病院やペットシッターさん・老犬ホームのデイサービスに少しだけ助けてもらうだけでも、
心がずいぶん楽になります。
私も当時、病院で「数時間だけ預かってもらう日」をつくったことで、
気持ちを落ち着ける時間ができました。
ほんの少しの“自分時間”があるだけで、また頑張れるものです。
🌿 心の余裕を取り戻すために
介護は、完璧を目指すほど苦しくなります。
「今日はこれだけできたからOK」と、自分を褒めてあげることも大切です。
私はその日の出来事を介護メモに書くようにしていました。
記録というより、“気持ちの整理”のために書く日もあります。
書いてみると、焦っていた気持ちが少し落ち着くこともありました。
そして何より、どんなに忙しくても
「撫でてあげる時間」「目を見て話す時間」だけは欠かさないようにしていました。
それが、私にとっての心のリセットでした。
🐶 まとめ:無理をしない介護が、やさしい時間をつくる
介護は、がんばりすぎると心がすり減ってしまいます。
でも、「少し手を抜く」「人に頼る」「休む」を覚えることで、
わんことの時間がもっと穏やかになります。
できない日があっても大丈夫。
大切なのは、“続けていくこと”と“寄り添う気持ち”です。
シニア犬の介護は、飼い主さんの心のあり方でずいぶん変わります。
無理をせず、自分も大切にしながら過ごしていきましょう。
それが、わんこにとっても一番の安心につながります🐾💕


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