〜「あれ?」と感じた時に、立ち止まれる飼い主でいるために〜
はじめに:認知症は「ある日突然」ではありません
「犬も認知症になる」と聞くと、
少し身構えてしまう飼い主さんも多いと思います。
でも、認知症は
ある日突然ガラッと変わるものではなく、
本当に少しずつ、ゆっくりと変化が現れる ことがほとんどです。
だからこそ大切なのは、
早く見つけることよりも、
小さな違和感に気づけるかどうか。
この記事では、
診断や治療の話ではなく、
「日常の中でどんな変化に目を向ければいいのか」
という視点でお話しします。
認知症の初期って、どんな変化があるの?
認知症の初期症状は、とても分かりにくいものです。
- 年齢のせいかな?
- たまたま疲れているのかな?
そんなふうに思ってしまう程度の変化から始まることが多いです。
例えば、
- 反応が少し鈍くなった
- 行動がゆっくりになった
- いつもの流れが少しだけ崩れた
これらは老化とも重なります。
だからこそ、
「症状を見る」より
「その子らしさが変わっていないか」
を見ることが大切だと感じています。

■ 我が家で大切にしている「気づきの基準」
我が家では、
体調不良や心の変化に気づく時、
ひとつの基準を大切にしています。
それは、
「その子が一番好きなこと」 です。
- ご飯が好きな子
- 散歩が好きな子
- 遊ぶのが好きな子
その「一番」が変わった時、
何かしらのサインが出ていることが多いと感じています。
こんな変化があったら、一度立ち止まる
以下は、
「すぐに認知症」という話ではありません。
でも、
少し立ち止まって様子を見ていいサイン だと思っています。
● 散歩に対する変化
- いつも楽しみにしていた散歩を嫌がる
- 外に出ても反応が薄い
- 目的なく立ち止まる時間が増えた
● 食事に対する変化
- 好きだったご飯に興味を示さない
- 食べるまでに時間がかかる
- 食事中に集中できない
● 声掛けや反応の変化
- 名前を呼んでも反応が遅い
- 目が合いにくくなった
- 声掛けへの返事が減った
● 生活習慣の変化
- いつもの場所で迷う
- 寝る時間が不規則になる
- 落ち着かない様子が増えた
これらが
一時的ではなく続く ようであれば、
何か変化が起きているサインかもしれません。
受診のタイミングをどう考えるか
正直に言うと、
受診のタイミングに「正解」はないと思っています。
我が家では、
「迷ったら行く」
「何もなければ、それで良し」
この考え方をしています。
早めに相談して、
- 問題なし
- 年齢相応の変化
そう言われるだけでも、
飼い主の気持ちはかなり楽になります。
まとめ:早く気づくことは、怖がることじゃない
認知症の初期に気づくことは、
決して怖いことではありません。
- 早く向き合える
- 環境を整えられる
- 穏やかな時間を守れる
そのための 「気づき」 です。
「なんだかいつもと違うな」
その感覚は、
一緒に暮らしてきた飼い主さんだからこそ気づけるもの。
完璧に見抜こうとしなくていい。
少し立ち止まって、様子を見る。
それだけでも、
シニア犬にとっては大きな支えになると、
私は思っています。


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