うちの4頭、まめ・まり・まろ・ごろうは今、8歳〜14歳になりました。
毎日一緒にいると、それが当たり前になって気づきにくいけれど、ふと「あの頃こうしておけばよかった」と思うことがあります。
予防接種、食事管理、散歩の習慣…そういったことではなくて。
もっと早くから、「お世話を人に任せること」に慣れさせておけばよかった、ということです。
「私じゃなきゃダメ」という思い込み
私はずっとそう思っていました。
「この子たちのことは私が一番わかってる」「他の人に任せたらかわいそう」「慣れない場所でストレスをかけたくない」。
その気持ち自体は間違っていないと思います。愛情があるからこそそう感じるわけで、責任感の表れでもある。
でも今になって思うのは、その「私じゃなきゃ」という気持ちが、結果的に犬たちの選択肢を狭めてしまったかもしれないということです。
シッターさんにお願いしたこともなく、ペットホテルに泊まらせたこともなく。ずっと私がこの子たちのそばにいました。
シニアになってから気づいた「慣れ」の大切さ
犬は本来、環境の変化に対してとても敏感な生き物です。特にシニアになってから慣れていない場所や人と接すると、想像以上にストレスを感じることがあります。
若いうちは適応力が高いので、知らない場所・知らない人にも比較的早く慣れることができます。でもそれを経験せずに年齢を重ねてしまうと、シニアになってからその経験をさせることは想像以上の負担になってしまう。
まめたちを見ていると、私以外の人が近づくと今でも少し緊張します。特に野犬経験のあるまめ以外の3頭は警戒心が強く知らない人、知らない場所が本当に苦手です。だから「無理だろうな・・・」そんな思いがありました。でも少しでも、数時間ずつでもいろんな人に触れる機会があったなら、もう少し違っていたかもしれないと思うことがあります。

「もし私が倒れたら」という現実
これは正直、あまり考えたくない話です。でも、避けては通れないことでもある。
私が病気になったら。急な入院が必要になったら。家族の事情で数日、数週間、家を離れなければならなくなったら。
そのとき、まめたちは誰に頼ればいい?
今の状態で突然、知らない人のお世話になるとしたら、それは犬たちにとってどれほど不安なことだろうと思います。普段から「この人も安全だ」「知らない場所でも大丈夫だ」という経験を積んでいれば、いざという時の不安を少し和らげることができる。
飼い主のためだけじゃなく、愛犬自身のために、頼れる人や場所を作っておくことは、立派な愛情だと今は思います。
「任せる」ことは逃げじゃない
ペットシッターを頼むこと、ペットホテルを利用すること、ドッグトレーナーに相談すること。
以前の私はこれらを「かわいそうなこと」「手を抜くこと」のように感じていました。でも今は全然そう思いません。
むしろ、自分以外にも愛犬を大切にしてくれる人を増やしておくことは、飼い主としての責任のひとつじゃないかとさえ思います。
一人で全部抱えなくていい。助けてもらっていい。それは飼い主自身が楽になるためだけじゃなく、愛犬が安心して過ごせる世界を広げることにつながります。
今からでもできること、小さな一歩
もし今、子犬や若い犬を育てている方がいたら、ぜひ早めに外部サービスに触れさせてあげてください。完璧じゃなくていい。まず一度、短い時間から試してみるだけでいい。
そして私のようにシニア犬を育てている方も、今からでも遅くはないと思います。
いきなり長期間預けようとしなくていい。まず30分、まず1時間。犬も飼い主も、少しずつ慣れていければそれで十分です。

まめたちへの、ちょっとした後悔と感謝
この記事を書きながら、まめたちのことを考えていました。
もっと早くいろんな経験をさせてあげられたら、もっと世界を広げてあげられたかな、と思う気持ちが少しあります。
でも同時に、「私が全力で守ってきた」という時間も、この子たちにとって悪くなかったはずだ、とも思っています。
後悔は後悔として受け止めながら、これから先の時間をどう過ごすか。それを考えることが、今の私にできることだと思っています。
一緒にいられる時間を、穏やかに、大切に🐾


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