シニア犬の皮膚保護・保湿のすすめ

ペット介護の基本

〜治すより、守る。毎日のケアでできること〜


はじめに:シニア犬の皮膚、若い頃と同じではなくなってきたと感じたら

シニア犬と暮らしていると、
「皮膚が弱くなってきたな」と感じることが増えてきます。

赤みや湿疹が出るわけではないのに、
乾燥しやすくなったり、
少しぶつかっただけで皮膚が切れてしまったり。

我が家の犬たちも、
シニアになってから皮膚トラブルが増えてきました。
目立った湿疹はほとんどありませんが、
多頭飼いのため、ちょっとしたいざこざが起きることがあります。

その際、
前脚が顔に当たったり、
歯が軽く触れただけでも、
皮膚が切れて血が出てしまうことがあります。

やはり、
皮膚が薄くなり、切れやすく、治りにくくなっている
そんな変化を、日々感じています。

この記事では、
病気を治すという話ではなく、
家庭でできる「皮膚を守るための保湿ケア」
についてお話しします。


シニア犬の皮膚に起きやすい変化

シニア期に入ると、皮膚にも少しずつ変化が出てきます。

  • 乾燥しやすくなる
  • 皮膚が薄くなる
  • 小さな傷ができやすくなる
  • 治るまでに時間がかかる

これらは、
病気というより 年齢による変化 であることも多いです。

だからこそ、
トラブルが起きてから対処するのではなく、
起きにくくするケア を意識するようになりました。


なぜシニアになると皮膚トラブルが増えるの?

難しい話は抜きにして、
シニア犬の皮膚が弱くなりやすい理由を簡単にまとめると、

  • 皮脂の分泌が減る
  • 血流や代謝がゆるやかになる
  • 皮膚の回復力が落ちる

といった変化が重なります。

その結果、
乾燥しやすくなり、
小さな刺激でも傷ができやすくなるのだと思います。


家庭でできる皮膚保護・保湿ケア

● 触れるタイミングを活かす

特別な時間を作らなくても、
普段のスキンシップの延長で十分だと思っています。

  • なでているとき
  • ブラッシングのあと
  • お手入れのついで

そのときに、
乾燥していそうな部分をそっと確認する
それだけでも、立派なケアです。


● 保湿は「塗りすぎない」

保湿というと、
何かをたくさん塗らなければいけないように
感じるかもしれません。

でも、シニア犬の場合は、

  • 少量
  • 必要なところだけ
  • こすらず、そっと

これを意識しています。

無理に毎日塗らなくても、
乾燥が気になるときに、少し補うくらいで十分だと感じています。


● 犬用保湿クリーム・保湿スプレーの使い方について

最近は、
犬用の保湿クリームや保湿スプレーも多く販売されています。

我が家でも、
皮膚の乾燥が気になるときに、
補助的なケアとして取り入れることがあります。

ただし、使い方には少し注意が必要だと感じています。

◎ 使うタイミング

  • 皮膚のカサつきが気になるとき
  • 乾燥が続いていると感じたとき
  • 小さな傷ができる前の予防として

毎日必ず使う、というより、
「気になったときに少量」 を目安にしています。

◎ 使い方のポイント

  • こすらず、そっとなじませる
  • 最初は少量から試す
  • 塗ったあとに舐めていないか様子を見る

特にシニア犬は皮膚が薄くなっているため、
強く塗り込むのは避けています。

◎ 使わないという選択も大切

保湿剤を使わなくても、
皮膚の状態が安定しているなら
無理に使う必要はないと思っています。

  • ベタつきがストレスになる子
  • 舐めてしまう子

そういった場合は、
使わない判断も、立派なケア です。


病院に相談した方がいいサイン

家庭でのケアで様子を見つつ、
こんな場合は早めに相談した方が安心だと思います。

  • 傷がなかなか治らない
  • 赤みや熱っぽさがある
  • 明らかなかゆみや痛みがある
  • 何度も同じ場所が切れる

「たいしたことないかも」と思っても、
相談することで安心できることもあります。


まとめ:皮膚ケアは「治す」より「守る」

シニア犬の皮膚ケアは、
若い頃と同じやり方でなくていいと感じています。

  • 無理をしない
  • 触れ合いの延長で行う
  • 悪化させないことを大切にする

皮膚を「治す」よりも、
皮膚を「守る」

それが、
シニア犬と穏やかに暮らすための
ひとつの考え方なのではないでしょうか。

毎日の小さなケアが、
その子の快適さにつながっていくと、
私は思っています。

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