治療も、毎日の楽しみも大切にしたい|ごろうと考えるQOL

シニア犬の介護

慢性腎臓病と向き合うことになった我が家のごろう。

※これまでの経緯はこちらの記事をご覧ください

療法食とお薬に加えて、週2回の皮下点滴も始まりました。

ごろうは推定15歳を超えるハイシニア犬です。

これからの治療をどうしていくのか。

どこまで検査を受けさせるのか。

そして、毎日の食事やおやつはどうするのか。

私なりに、ずいぶん悩みました。

もちろん、一日でも長く一緒にいたい。

でもね。

長く生きることだけでなく、今のごろうが毎日を楽しめることも大切なんじゃないかな。

そんなことを考えるようになったんです。

今回は、慢性腎臓病と向き合うごろうのQOL(生活の質)について、今の私が考えていることを書いてみようと思います。

もっと検査を受けさせるべき?悩んだ治療方針

ごろうの腎臓に関わる数値が悪いとわかった時、まず頭に浮かんだのはセカンドオピニオンでした。

ほかの病院でも診てもらった方がいいんじゃないか。

別の病気が隠れている可能性はないのか。

もっと詳しい検査を受ければ、違う治療方法が見つかるかもしれない。

いつもの私なら、迷わず別の病院にも相談していたと思います。

でも、今回は少し違いました。

ごろうは15歳を超えるハイシニア。

病院に行くことも、検査を受けることも、ごろうにとっては負担になります。

ただでさえ、これから定期的な通院が必要になるのに、さらに何度も病院へ連れて行くことが本当にいいのかな。

もちろん、必要な検査や治療を避けたいわけではありません。

でも、ごろうに過度なストレスをかけたくないという気持ちもありました。

何度も考えて、今回はかかりつけの病院での血液検査と、外部の検査機関で調べた結果をもとに、先生と相談しながら治療を進めていくことにしました。

セカンドオピニオンを受けること自体は大切な選択肢だと思っています。

ただ、今のごろうについては、まず信頼している先生と一緒に、負担の少ない方法を考えていきたい。

それが私の出した答えでした。

長生きしてほしい。でも、我慢ばかりの毎日でいいのかな

犬が病気になると、どうしても治療が生活の中心になっていきます。

病院に通って、お薬を飲んで、食事も療法食に切り替えて。

体のために必要なことだとはわかっています。

でも、ふと思ったんです。

もし私がごろうだったら、どうだろう?

何度も病院に連れて行かれて、好きなものも食べられなくなって。

毎日の楽しみがどんどん減ってしまったら、きっと嫌だろうなって。

もちろん、治療をやめたいわけではありません。

必要な治療は、できる限り続けていきたいと思っています。

でも、治療を受けることだけが、ごろうの生活になってほしくない。

ごろうには、ごろうらしく毎日を過ごしてほしいんです。

そんな気持ちを先生にも話しました。

先生も、ごろうの年齢や生活の質を大切にしながら、治療を考えていくことに理解を示してくれました。

大好きなジャーキーは、もう食べられない?

ごろうの食事は、今は腎臓に配慮した療法食が中心です。

腎臓病では、タンパク質やリンなどの摂取量に注意が必要になります。

でも、ごろうには大好きなおやつがあります。

それが、鶏肉のジャーキー。

ごろうは硬めのジャーキーが大好きなんです。

ただ、肉のジャーキーはタンパク質が豊富ですし、リンも含まれています。

腎臓のことを考えると、気軽にあげていいものではありません。

でもね。

大好きなものを、もう一切食べられないなんて……。

少しくらい楽しませてあげられないかな?

そう思って、先生に聞いてみました。

「ごろうはジャーキーが大好きなんですけど、もう食べさせない方がいいですか?」

すると先生からは、

「1〜2本くらいならいいよ」

というお返事が。

もちろん、これはごろうの状態について先生に相談した時の返答で、ほかの犬にも当てはまる量ではありません。

ジャーキーの種類や大きさによって、タンパク質やリンの量も違います。

何でも好きなだけ食べていいという意味ではないんですよね。

それでも、少しだけ楽しみを残してあげられる。

私は、それがとてもうれしかったんです。

※慢性腎臓病の食事管理は、単にタンパク質を極端に減らせばよいというものではありません。リンの制限や、必要な栄養・カロリーを確保することも大切です。おやつの種類や量については、必ず獣医師に相談してください。

まろの時に感じた、ひとつの後悔

実は、こう考えるようになったのには理由があります。

それは、まろの時の経験です。

まろが病気になった時、私は食べ物のこともいろいろ考えました。

体にいいものを食べさせたい。

少しでも長く生きてほしい。

そんな思いが強かったんです。

でも、まろを見送った今、時々思うことがあります。

好きなものを食べられるうちに、もう少し楽しませてあげてもよかったんじゃないかな。

もちろん、何でも好き放題に食べさせればよかったとは思っていません。

体調を悪化させてしまっては、それこそかわいそうです。

でも、ほんの少し好きなものを味わう楽しみまで、我慢させる必要があったのかなって。

まろの時に感じたその気持ちが、今のごろうとの向き合い方にもつながっています。

だから今回は、治療に必要な食事管理を続けながらも、ごろうの楽しみをできるだけ残してあげたい。

そう思っています。

療法食だって、できるだけおいしく食べてほしい

とはいえ、腎臓のための食事管理は大切です。

だから、毎日のご飯は療法食を基本にしています。

ただ、これがなかなか難しい。

ごろうには食欲にむらがあって、喜んで食べてくれる時もあれば、あまり進まない時もあります。

同じ療法食でも、メーカーや種類によって味や食感が違うようです。

そこで今は、いくつかの療法食を試しながら、ごろうが少しでもおいしく食べられるものを探しています。

ドライがいいのか、ウェットがいいのか。

今日はこれを食べてくれるかな?

そんなことを考えながら、毎日奮闘中です。

一度に食べきれない時は、少し時間を空けてから残りを持っていくこともあります。

それで完食してくれた時には、思わずうれしくなります。

ご飯を食べることは、毎日の大きな楽しみの一つ。

療法食だから仕方なく食べるのではなく、できればごろうにも「おいしいな」と思って食べてもらいたいんですよね。

これからも先生と相談しながら、食事の楽しさと体調管理の両方を大切にしていきたいと思います。

私の役割は、ごろうの「いつもどおり」を守ること

今回、ごろうの慢性腎臓病と向き合う中で、改めて考えたことがあります。

私にできることって、何だろう?

もちろん、病院に連れて行くことも、お薬を飲ませることも、食事を管理することも大切です。

でも、それだけじゃないんですよね。

ごろうが、できるだけいつもと変わらない毎日を送れるようにサポートすること。

それが、今の私の一番大切な役割なんじゃないかなと思っています。

先日、初めての皮下点滴を頑張ったごろう。

その翌日は朝からご飯を完食し、お散歩でもいつもより長く歩こうとしていました。

もちろん、腎臓の状態が改善したかどうかは、これからの検査で確認しなければわかりません。

でも、そんな元気な姿を見られたことが、本当にうれしかったんです。

しっかり食べて。

たっぷり眠って。

体調のいい日は、無理のない範囲でお散歩を楽しむ。

時には、大好きなおやつを少しだけ。

そんな普通の毎日を、これからも重ねていきたい。

もちろん、病気の状態によっては、今までと同じことができなくなる日もあると思います。

その時は、その時のごろうに合わせて暮らし方を変えていけばいい。

無理に今までどおりにこだわる必要もないんですよね。

私は、ごろうに一日でも長く生きてほしい。

でも、それと同じくらい、毎日を楽しく過ごしてほしい。

治療のために生きるのではなく、ごろうがごろうらしく暮らしていくために治療をする。

それが、今の私が考えるごろうのQOLです。

さて、ごろう。

今日のご飯は何にしようか?

おいしく食べてくれる療法食を探す、私の奮闘はまだまだ続きそうです。😆

これからも一緒に、穏やかに暮らしていこうね。

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