シニア犬を病院へ連れて行く前に|我が家がメモしている「いつもと違う」こと

健康・体調管理

犬と暮らしていると、

「あれ?今日はちょっといつもと違うな。」

と感じることがあります。

ご飯は食べている。
散歩にも行った。

でも、なんとなく元気がない気がする。

シニア犬と暮らすようになってから、私はそんな小さな違和感を以前より気にするようになりました。

そして、

「やっぱり一度、病院で診てもらおう。」

そう決めた時に、必ずしていることがあります。

それが、受診前の犬の様子を手帳に書いておくことです。

特別な健康管理ノートではありません。

普通の手帳に、気づいたことを箇条書きで書くだけ。

でもこの習慣が、我が家では何度も役に立ってきました。


病院では、意外と伝え忘れてしまう

具合の悪い犬を病院へ連れて行く時って、飼い主も冷静ではいられません。

「何か悪い病気だったらどうしよう。」

そんなことを考えながら診察室へ入り、

「食欲はありますか?」

「お水は飲んでいますか?」

「いつ頃からですか?」

と先生に聞かれて答えているうちに診察が進んでいきます。

そして帰宅してから、

「あっ!あのこと言うの忘れた……。」

私は何度かありました。

しかも後から思い出すのって、結構気になっていたことだったりするんですよね。

だから病院へ行こうと決めたら、前日と当日の様子をできるだけメモして持って行くようになりました。


私が受診前にメモしていること

私が書いているのは、だいたいこんなことです。

  • 朝起きた時の様子
  • 散歩の有無、歩き方
  • ご飯への食いつきと食べた量
  • 水を飲む様子
  • 排尿・排便の回数や状態
  • 最近気になっている症状
  • いつ頃から変化を感じたか
  • 薬の名前・量・回数・最後に飲んだ時間
  • サプリ、目薬、塗り薬など使っているもの

全部を正確な数字で記録しているわけではありません。

たとえば、

「朝、声をかけてもすぐ立たなかった」

「散歩には行ったけれど、いつもよりゆっくり」

「ご飯は完食。でもいつもの勢いがなかった」

そんな書き方です。

大切にしているのは、

「いつものこの子と比べて、何が違ったのか」

ということです。


飼い主だから気づける「なんとなく」も残す

犬は自分で先生に、

「昨日からちょっと気持ち悪いです。」

とは説明できません。

だからこそ、毎日一緒にいる飼い主が気づいた変化も大切だと思っています。

ただ、

「なんとなく変なんです。」

だけでは、自分でもうまく説明できないことがあります。

そこで一度メモにすると、

「何がいつもと違ったんだろう?」

と整理できます。

いつもなら玄関まで来るのに、今日は寝たままだった。

いつもなら一気に食べるのに、途中でやめた。

おしっこの回数がいつもより多い気がする。

こうした小さなことも書いておきます。

もちろん、私が病気を判断するためではありません。

先生に判断してもらうための材料を、できるだけきちんと伝えるため。

私はそんなつもりで記録しています。


動きの変化は動画も役に立つ

歩き方がおかしい、震えているなど、動きに変化がある時には、可能ならスマホで動画を撮ることもあります。

病院へ着いた時には、その症状が出ていないこともあるからです。

「ちょっと歩き方が変なんです。」

と説明するより、自宅での様子を実際に見てもらった方が伝えやすいこともあります。

ただし、動画を撮ることが目的ではありません。

呼吸が苦しそう、ぐったりして立てない、意識がぼんやりしているなど、明らかに強い異変がある時は、撮影より先に動物病院へ連絡します。

メモ+必要なら写真や動画。

これが今の我が家の受診前の準備です。


通院が始まると「体調日記」になった

受診前だけだったメモも、通院が続くようになると、いつの間にか毎日の記録になっていきました。

虎鉄の時もそうでした。

そして、まろの時も。

朝の様子。

食事。

排泄。

散歩。

薬。

その日の症状。

そして最後に、

「今日は昨日より少し楽そう。」

「ご飯を食べてくれて嬉しかった。」

「今日はちょっと心配。」

そんな私自身が感じたことも一言書く。

気がつけば、単なる体調記録というより、短い介護日記のようになっていました。


きれいに記録しなくてもいい

介護中は、本当に余裕がありません。

だから私は、

「毎日きちんと記録しなきゃ。」

とは思っていません。

一行だけでもいい。

箇条書きでもいい。

書けない日があってもいい。

「今日はよく食べた」

それだけの日だってあります。

記録することが飼い主の新しい負担になってしまったら、続けるのが苦しくなります。

先生に伝えたいことを忘れないため。

昨日と今日を比べるため。

そのくらいで十分だと思っています。


今では、虎鉄とまろが生きた大切な記録

虎鉄の時に書いていた手帳も、まろの時のものも、今も大切に残しています。

当時は、

「思い出を残そう。」

なんて考えて書いていたわけではありません。

ただ必死でした。

少しでも先生に正確に伝えたい。

昨日より良くなっているのか知りたい。

何か見落としていないか確認したい。

それだけでした。

でも今、たまに読み返してみると、そこに残っているのは病気の記録だけではありません。

「今日はご飯を食べた。」

「少し歩いた。」

「よく眠っている。」

そんな何気ない一行の中に、その時の虎鉄やまろがいます。

だから不思議と、

「つらかったな。」

だけではないんですよね。

虎鉄も頑張ったな。

まろも頑張ったな。

そして、

私も一緒に頑張ってたな。

そう思います。

今ではどちらの手帳も、私にとって大切な宝物です。


「いつもと違う」を先生へ伝えるために

シニア犬と暮らしていると、小さな変化に迷うことが増えてきます。

でも、飼い主が病気を判断する必要はありません。

私ができるのは、

いつものその子を見て、違ったことを先生に伝えること。

きれいにまとめなくてもいい。

普通の手帳でも、スマホのメモでもいい。

気づいた「いつもと違う」を少し残しておく。

それだけでも、診察室で先生に伝える助けになります。

そしてその記録はいつか、

その子と一緒に頑張った時間の記録にもなるのかもしれません。

虎鉄とまろの手帳を見ながら、今の私はそう思っています。

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あとがき

この記事は、我が家で動物病院を受診する際に行っている記録方法について書いたものです。

愛犬の様子に強い違和感がある場合は、記録や動画を残すことを優先して受診を遅らせず、かかりつけの動物病院へ相談してください。

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