先日、初めての皮下点滴を頑張ってくれた我が家のごろう。
実はもう一つ、新しいことに挑戦しています。
それは、ハーネスを着けること。
「えっ? ハーネス? そんなこと?」
と思う方もいるかもしれません。
でも、ごろうにとっては、これがなかなか大きな挑戦だったんです。
これまでずっと首輪で生活してきたごろう。
ハイシニアになった今、初めてハーネスを着けることになりました。
今回は、怖がりなごろうと少しずつ積み重ねてきた時間、そして初めてのハーネスに挑戦した日のことを書いてみようと思います。
頭以外は触らせてくれなかった、怖がりなごろう
ごろうは、とても臆病な性格です。
我が家にやって来た当初は、頭以外の体を触られることさえ嫌がっていました。
背中やお腹、足に触れようとすると、警戒してしまう。
そんなごろうに、ハーネスを着けるなんて、とても考えられませんでした。
だから、無理に何かをさせるのではなく、少しずつ人に慣れてもらうことから始めました。
頭をなでることから、背中へ。
嫌がらない範囲で体に触れ、少しずつ触れられることに慣れてもらう。
そんなことを、時間をかけて繰り返してきました。
もちろん、今でも苦手なことはあります。
特に前足やお腹を触られることは、あまり好きではありません。
それでも、以前と比べればずいぶん変わりました。
ここまで来るのにも、ごろうなりの頑張りがあったんですよね。
ハーネスについては、これまで特に必要性を感じていなかったので、無理に練習することはありませんでした。
小さなことでも、怖がりなごろうにとってはストレスになる場合があります。
必要のないことなら、無理にさせなくてもいい。
そう思っていたんです。
通院をきっかけに、ハーネスが必要だと思った
そんなごろうにハーネスを着けようと思ったきっかけは、今回の通院でした。
慢性腎臓病の治療で、これから定期的に病院へ通うことになったごろう。
車への乗り降りや、病院での移動など、体の動きを支えたい場面が増えました。
今までの首輪だけでは、体を安全に支えるのが難しいこともあります。
「これは、ハーネスがあった方がいいかもしれない」
そう考えるようになりました。
今回用意したのは、背中に持ち手が付いた散歩用のハーネスです。
介助専用のものではありませんが、首輪だけでは心もとなかった移動の場面で、必要に応じて体の動きを支えられたらと思って選びました。
ただし、持ち手が付いているからといって、体重をすべて預けて持ち上げられるわけではありません。
車への乗り降りや診察台への移動では、ハーネスだけに頼らず、体を適切に支えながら介助する必要があります。
でも、今まで一度も着けたことがないごろうです。
嫌がって暴れたらどうしよう。
怖がってしまったら、もう二度と着けられなくなるかもしれない。
正直、成功する姿がまったく想像できませんでした。
それでも、これからの安全を考えると、少しずつ挑戦してみる必要がありそうです。
そこで私は、ある方法を考えました。
ハーネスを着けたら、大好きなお散歩に行ける
私が決めたのは、毎朝のお散歩でハーネスを使うことでした。
「病院に行く時だけ使えばいいのでは?」
と思うかもしれません。
でも、それは避けたかったんです。
ごろうにとって、病院は決して楽しい場所ではありません。
もしハーネスを着けるたびに病院へ連れて行かれたら、
「ハーネス=病院」
「ハーネス=嫌なこと」
そんなふうに覚えてしまうかもしれません。
それだけは避けたい。
だったら反対に、
「ハーネスを着けると、大好きなお散歩に行ける!」
そう思ってもらえたらいいなと考えました。
ごろうはお散歩が大好きです。
大好きなことと結びつけながら、少しずつ慣れてもらう。
これが、ごろうには一番合っているんじゃないかなと思ったんです。
ドキドキの初装着。最初の印象を大切にしたかった
そして翌朝。
いよいよ初めてのハーネス装着です。
もう、私の方がドキドキでした(笑)。
ごろうの場合、最初に怖い思いをすると、その後なかなか受け入れてくれなくなることがあります。
だからこそ、最初の印象を大切にしたかったんです。
私の気持ちは、まさに一発勝負。
でも、ごろうが嫌がったら無理に進めない。
そう決めて、慎重に始めました。
まずは、ハーネスをゆっくり背中に乗せてみます。
ごろうの様子を見ながら、そーっと。
ここまでは大丈夫。
次は、ごろうが苦手な前足です。
いきなり触って驚かせないように、
「ごろう、足触るよ」
「次は持ち上げるからね」
そう話しかけながら、ゆっくり進めます。
もちろん、言葉をどこまで理解しているかはわかりません。
でも、急に何かをされるより、声をかけながら落ち着いて接した方がいいと思ったんです。
そっと足に触れて、ゆっくり持ち上げる。
よし、ここもクリア!
次はバックルです。
まずは首の部分。
カチッ。
大丈夫!
そして最後は胴回り。
これがまた、緊張するところでした。
ごろうはお腹を触られるのも苦手です。
胴回りのバックルを留めるには、体の下へ手を回さなければなりません。
びっくりさせないように、慎重に、慎重に……。
カチッ!
できたー!!
ふぅ〜。
まずは装着成功。
この時点で、私はかなりほっとしました。
でも、まだ終わりではありません。
初めてのハーネスで、ぎこちないお散歩
ハーネスを着けられたからといって、安心はできません。
問題は、これを着けたまま歩いてくれるかどうか。
嫌がって後ずさりすると、ハーネスが抜けてしまう危険もあります。
そこで、念のため首輪にも予備のリードを装着しました。
ハーネスのサイズや装着状態も確認して、いよいよ出発です。
一歩目。
二歩目。
……ん?
何だか歩き方が変です(笑)。
横歩きになったり、ぎこちない動きをしたり。
初めて体に着けたハーネスの感覚が、どうにも気になるようでした。
でも、嫌がって大暴れすることはありません。
ごろうなりに、何とか歩こうとしてくれています。
私も急な動作を避けて、ゆっくり、慎重に。
無理に引っ張ったり、いつものペースで歩かせたりせず、ごろうの様子を見ながら進みました。
そして、初めてのハーネスでのお散歩が終了!
「ごろう! 頑張ったね! 偉かったね!」
もう、褒めて、褒めて、褒めまくりました。😆
ごろうも頑張ったけれど、私も本当にほっとしました。
正直、こんなにうまくいくとは思っていなかったんです。
今では毎日ハーネスでお散歩へ
初めての挑戦から、その後も毎日お散歩の時にはハーネスを着けています。
そして、当初の目的だった病院へも、ハーネスを着けて行けるようになりました。
あんなに心配していたのに。
あんなに難しいと思っていたのに。
ごろう、ちゃんとできるようになったんです。
もちろん、今でも怖がりな性格が変わったわけではありません。
これからも、ごろうが苦手なことは無理強いせず、様子を見ながら接していくつもりです。
それでも、できることが一つ増えた。
それが私は本当にうれしいんです。
何年もかけて築いてきた、ごろうとの信頼関係
我が家に来た頃は、頭以外を触られることさえ嫌がっていたごろう。
それが今では、私に前足を持ち上げさせてくれて、お腹の下に手を回すことも許してくれる。
そして、ハーネスを着けて一緒にお散歩できるようになりました。
何年もかけて、本当に少しずつ。
ごろうのペースで積み重ねてきた時間が、今回の挑戦につながったのかなと思います。
シニア犬になると、どうしても「できなくなること」に目が向きがちです。
以前より歩けなくなったり、体力が落ちたり。
でも、年齢を重ねても、新しくできるようになることだってあるんですよね。
もちろん、すべての犬が同じようにできるわけではありません。
怖がっている時には無理をせず、その子の性格や体調に合わせることが大切だと思います。
ほかの子にとっては当たり前のことかもしれないけれど、ごろうと私にとっては大きな一歩。
焦らず、無理せず、少しずつ。
これからも、ごろうが安心して私に体を預けられるような関係を大切にしていきたいと思います。
ごろう、これからも一緒にお散歩を楽しもうね。😊

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