まろの今回の病気を通して、ずっと考えていることがあります。
それは、「正しい病気を見つけることの難しさ」です。
具合が悪くなり始めた当初、かかりつけの動物病院で血液検査、レントゲン、エコーと一通りの検査をしていただきました。
その結果、「肝臓に腫瘍がある可能性がある」との診断でした。ただ、手術が必要になる可能性があり、それは大学病院でないと難しいとのことでした。
そのため、対処療法をしながら大学病院の診療日を待つという流れになりました。
しかし、その予約が取れたのは一週間以上先でした。
その間も、まろの体調は日に日に悪くなっていきました。「大学病院に行くまでに間に合わないかもしれない」——そんな不安を抱えながら、毎日看病をしていました。
それでも、かかりつけの先生は本当に一生懸命処置をしてくださり、まろも必死に頑張ってくれました。そのおかげで、なんとか大学病院での診察を受けることができました。
そして大学病院での検査結果は、予想していたものとは違いました。
「肺の一部に腫瘍があり、それによって体力が落ちたところに感染症に感染した可能性が高い」という診断でした。
正直、「感染症?」と頭が追いつきませんでした。
それまで私は、すべての原因は腫瘍にあると思っていたからです。
ですが実際には、まず優先すべきは感染症の治療でした。そのまま緊急入院となりました。
気づいていた“サイン”と、たどり着けなかった答え
振り返ると、半年前くらいから、まろは咳をしていました。
その時点で異変には気づいていて、病院も受診していました。ただ診断は「気管支炎」。私自身も、そうだろうと納得していました。
結果的に、その咳は肺の腫瘍のサインだった可能性が高かったのです。
そして今回の急激な体調悪化も、「腫瘍が原因だろう」と自然に考えていました。
つまり私は、「異変には気づいていたけれど、正しい病気にはたどり着けていなかった」のです。
このことを、今でも何度も考えています。
「あの時、もっと違う行動ができたのではないか」 「もっと早く気づけたのではないか」
でも、簡単に答えは出ません。
セカンドオピニオンという選択
以前の記事でも書きましたが、今回の経験を通して、私が強く感じたのは「セカンドオピニオンの大切さ」です。
一つの診断だけで判断するのではなく、別の視点からも診てもらうこと。
特に症状が長引いている場合や、どこか違和感がある場合は、早い段階で別の病院の意見を聞くことが、とても大切だと感じました。
ただし、これも簡単な話ではありません。
体調が悪い中での移動や検査は、犬にとって大きな負担になります。セカンドオピニオンやサードオピニオンを重ねることが、逆に負担を増やしてしまうこともあります。
だからこそ、タイミングの見極めがとても難しい問題だと感じました。
今回の経験から思うこと
今回のように、「これは普通じゃない」「明らかに状態が重い」と感じた場合は、できるだけ早く、設備の整った大学病院や大きな病院で診てもらうことも、一つの選択肢だと思います。
もちろん、それがすべての正解ではありません。
でも「もっと早く相談していれば」という後悔を少しでも減らすためには、大切な判断だと感じました。
最後に伝えたいこと
ここで、どうしても誤解してほしくないことがあります。
それは、かかりつけの先生に対しての気持ちです。
先生は本当に一生懸命、まろのために治療をしてくださいました。あの状況の中で、できる限りのことをしていただいたと、心から感謝しています。
この経験は、誰かを責めるためのものではありません。
ただ、「こういうこともある」という一つの事実として、これから同じように悩む方の参考になればと思っています。
正しい病気を見つけることは、簡単ではありません。
それでも、大切な命のためにできる選択を、その時その時で考えていくしかないのだと、今は感じています。


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