最近、ふと思ったことがあります。
「もし明日、私が事故に遭ったり、突然入院することになったら、この子たちはどうなるんだろう?」
我が家の犬たちのお世話は、基本的に私がしています。
毎日のご飯を用意するのも私。
散歩に連れて行くのも私。
体調を見ながら食事量を調整したり、薬やサプリを管理したりするのも私です。
毎日やっていることなので、私にとっては当たり前。
でも、よく考えてみると……
家族はほとんど知りません。
「まめは何を何g食べている?」
「まりのご飯は?」
「ごろうは?」
と聞いても、たぶん分からない。
散歩の時間やいつものコース、かかりつけの動物病院、薬やサプリのことなども、細かいところまでは知らないと思います。
これって、ちょっとまずいかもしれない。
そんなことを最近考えるようになりました。
私が明日も普通にお世話できるとは限らない
もちろん、明日突然何かが起こるなんて考えたくありません。
できれば、ずっと元気で犬たちのお世話をしていたい。
でも、事故や病気は「来週にします」と予定を聞いてくれるわけではありません。
朝、普通に家を出たのに事故に遭って帰れなくなることだって、絶対にないとは言えません。
突然体調を崩して、そのまま入院することだってあるかもしれません。
そんなとき、
「犬たちのご飯、どうしたらいい?」
と家族に聞かれても、私が説明できる状態とは限らないんですよね。
そう考えたら、
私しか知らない状態にしておくのは良くないな。
と思いました。
もしかすると、我が家だけではないのかもしれません。
家族みんなで犬のお世話をしている家庭もあると思いますが、
「ご飯を用意するのはいつも同じ人」
「病院へ連れて行くのもいつも同じ人」
という家庭も多いのではないでしょうか。
毎日問題なく生活していると、それで困ることはありません。
でも、その一人がお世話できなくなった途端、犬のいつもの生活まで分からなくなってしまう。
だから、元気な今のうちに少し準備しておこうと思いました。
まずは「ご飯表」から始めてみようと思います
とはいえ、
「犬たちのお世話について全部まとめよう!」
となると、なかなか大変です。
ご飯、散歩、病院、ワクチン、薬、サプリ、性格、注意点……。
考え始めたら、書いておきたいことが次々出てきます。
最初から完璧な引き継ぎノートを作ろうとすると、たぶん私は途中で面倒になってしまいます(笑)
なので、まずは毎日必ず必要になるところから。
我が家は「ご飯表」を作るところから始めてみようと思っています。
誰が見ても、
「まめはこれを、このくらい」
「まりはこれ」
「ごろうはこれ」
と分かるようにしておく。
基本は「1回○g」と書き、計量に使っているものや、いつもの盛り付けの写真も添えておくと分かりやすそうです。
そして、毎日欠かせない薬がある子なら、その情報もご飯と一緒にまとめておく。
薬については、処方された量や与え方だけでなく、「最後に与えた日時」を書けるようにしておけば、お世話する人が途中で交代した場合の確認にも使えそうです。
分からないことがあった場合に確認できるよう、かかりつけの動物病院も一緒に書いておこうと思います。
「覚えておいてね」ではなく「分からなくなったらここを見てね」
もちろん、家族に一度説明しておく方法もあります。
「まめはこれね」
「まりはこっち」
「ごろうはこれくらい」
でも、犬のお世話を普段していない人からすると、結構覚えることが多いんですよね。
しかも、一度聞いただけのことを半年後、一年後まで覚えているのは難しいと思います。
私だって、自分が普段やっていないことを一度説明されただけなら忘れます。
だから、
「覚えておいてね」ではなく、「分からなくなったらここを見てね」
にしておく。
その方が、お世話をお願いする側も、される側も安心です。
表を作ったら、しまい込まず、冷蔵庫や犬たちのフード置き場など、家族がすぐに見つけられる場所に置いておこうと思っています。
ご飯以外にも共有しておきたいこと
ご飯表について考え始めると、
「これも必要だな」
と思うことがいろいろ出てきました。
まずは、かかりつけの動物病院。
病院名、電話番号、診察券がどこにあるのか。
犬ごとの持病やアレルギー、現在飲んでいる薬やサプリがあれば、その名前や与え方。
ワクチンや予防薬についても、分かるようにしておいた方がよさそうです。
そして、毎日の散歩。
何時頃に行っているのか。
一日に何回なのか。
いつものコースはどこなのか。
排泄の習慣なども、普段お世話している人にとっては当たり前でも、初めてやる人には分かりません。
さらに大事だと思ったのが、
その子だけの注意事項です。
数字だけでは分からない「その子のこと」も残しておく
犬にはそれぞれ性格があります。
例えば我が家のまりは元野犬です。
以前、我が家に来てまだ3週間ほどの頃、リードが外れて逸走してしまったことがあります。
今では我が家での生活にも慣れましたが、それでも脱走については特に気をつけたい子です。
まりのことをよく知らない人がお世話をするなら、
「玄関を開けるときは特に注意」
「散歩のときはリードが確実についているか確認」
など、まりだからこそ必要な情報も伝えておきたい。
これは、ご飯の量のように数字だけを書けばいいものではありません。
怖がるもの。
苦手なこと。
してはいけないこと。
反対に、こうすると安心するということ。
そういう「その子の取扱説明書」のような情報も、少しずつ書き足しておこうと思っています。
緊急時に誰にお願いするのかも考えておきたい
もう一つ考えておきたいのが、
家族だけではお世話できない場合にどうするか。
私が数日で帰ってこられるなら家族にお願いできるかもしれません。
でも、入院が長引いたら?
家族の都合で散歩ができなかったら?
そんな場合に、
「この人ならお願いできる」
「このペットシッターさんに相談する」
「この施設なら預かってもらえる」
など、候補を考えておくだけでも違うと思います。
ただ、ここで大切なのは、こちらが勝手に「お願いできるだろう」と思っておかないこと。
名前を書いておくだけでなく、実際にお願いできるか、元気なうちに相談しておこうと思っています。
そして、できれば家族にも一度、ご飯表を見ながら犬たちのご飯を用意してもらおうかなと思っています。
実際にやってみたら、
「このフードってどれ?」
「このトッピングはどこ?」
なんて、私には当たり前すぎて気づかなかった分かりにくい部分が出てくるかもしれません。
我が家のお世話引き継ぎチェックリスト
今回考えてみて、最低限これくらいは家族と共有しておきたいと思いました。
- フードの種類・1回量・回数・トッピング
- 毎日必要な薬と与え方・最後に与えた日時
- 散歩の時間帯・回数・いつものコース
- 排泄の習慣
- かかりつけ動物病院と連絡先
- 診察券や健康記録などの保管場所
- 持病・アレルギー
- 薬・サプリの種類と与え方
- ワクチンや予防薬などの記録
- 性格や苦手なこと
- 脱走など特に注意してほしいこと
- リード・フード・薬などの保管場所
- ペット保険に加入している場合はその情報
- 家族だけで難しい場合に頼れる人や預け先
- この情報を更新した日
こうして並べてみると、結構ありますね。
だからこそ、全部一度にやろうとしなくてもいいと思っています。
作ったら終わりではなく、時々書き直す
もう一つ忘れないようにしたいのが、更新することです。
シニア犬と暮らしていると、ご飯の量が変わったり、薬が増えたり減ったりすることがあります。
せっかく表を作っても、そこに半年前の情報が書かれていたら困ります。
だから、
フードの量や薬が変わったら書き直し、いつの情報か分かるように「更新日」も入れておこうと思います。
毎回きれいに作り直さなくても、変わったところを書き換えるくらいなら続けられそうです。
まず一つ。ご飯表を作るところから
こういう備えについて考えると、
「ちゃんと準備しなきゃ」
と、つい大げさに考えてしまいます。
でも、完璧なファイルを作らなくてもいい。
立派なノートを用意しなくてもいい。
まず紙一枚に、
「まめ 朝○g・夜○g」
と書くだけでも、昨日より一つ安心が増えます。
毎日欠かせない薬があるなら、それも一緒に。
我が家も、まずはそこから始めます。
それができたら、病院や散歩、その子ごとの注意事項も少しずつ追加していく。
そんなふうに無理なく作っていけばいいかなと思っています。

私がいなくても、いつもの暮らしを続けられるように
今回こんなことを考えたのは、決して悪いことを想像して不安になったからではありません。
むしろ逆です。
私が元気な今だからこそ、準備できることがあると思ったからです。
もし突然、私がお世話できなくなったとしても、
いつものご飯を食べて、
いつものように散歩へ行って、
必要ならいつもの病院へ連れて行ってもらえる。
犬たちにとっては、それが一番安心なのではないでしょうか。
毎日一緒にいると、
明日も同じように過ごせるのが当たり前のように感じます。
でも、その「いつもの毎日」を私だけが知っている状態にはしない。
誰かにバトンタッチしなければならなくなったときに、
「ここを見れば分かるよ」
と言えるようにしておく。
それも、この子たちと穏やかに暮らしていくための準備の一つなのかもしれません。
まず我が家は、ご飯表から。
小さなことですが、今日から始めてみようと思います。

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