頭の中で、何度も何度も天秤にかけてきました。
積極的な治療を選べば、もしかしたら根治を目指せるかもしれない。少しでも長く一緒にいられる可能性があるかもしれない。そう思うと、その選択を簡単に手放すことはできませんでした。
でも同時に、その先にある現実も考えずにはいられませんでした。手術、投薬、繰り返される検査。通院の負担や、体へのダメージ。14歳という年齢のまろにとって、それはどんな時間になるのだろうと、何度も自分に問いかけました。
ただ長く生きることが、本当に幸せなのか。それとも、穏やかに過ごせる時間のほうが大切なのか。その答えは簡単には出ませんでした。
一方で、緩和ケアという選択もあります。痛みや苦しさを和らげながら、その子らしい時間を大切にする方法です。
でも正直に言うと、「緩和ケアを選ぶ=治ることをあきらめる」という気持ちが、どうしても頭をよぎりました。そのたびに胸がぎゅっと締めつけられるようで、「本当にこれでいいのか」と何度も迷いました。
どちらを選んでも、きっと後悔はゼロにはならないと思います。それでも、飼い主として選ばなければいけない現実があります。
言葉で気持ちを伝えることができない動物だからこそ、代わりに考え、決断するのは飼い主の役目です。まろの顔を見ながら、「この子にとって何が一番いいのか」を、毎日考え続けてきました。
今の私の答え
たくさん悩んで、迷って、考えた上で、今の私の気持ちを正直に書きます。
私は、緩和ケアを選ぼうと思っています。
もちろん、今後の検査結果によって判断が変わる可能性はあります。それでも、今の時点での私の気持ちははっきりしています。
まろに、少しでも楽に、穏やかに過ごしてほしい。
それが一番の理由です。
これ以上つらい思いをさせて、体力を削っていくことが、本当にまろのためになるのか。そう考えたとき、私は「違う」と感じました。
根治を目指すことよりも、今この瞬間の時間をどう過ごすか。その質を守ることのほうが、まろにとって大切なのではないかと思ったのです。
ごはんを少しでも食べられること。自分の足でゆっくり歩けること。私の顔を見て、しっぽを振ってくれること。
そんな何気ない時間を、できるだけ長く守ってあげたい。その気持ちが、私の中で少しずつ大きくなっていきました。
正解なんてないけれど
同じように、愛犬や愛猫の治療方針で悩んでいる方は、きっとたくさんいると思います。
積極的な治療を選ぶことも、緩和ケアを選ぶことも、どちらも間違いではありません。どちらも、その子を大切に思う気持ちから生まれた選択です。
だからこそ、「どちらが正しいか」ではなく、「その子にとってどうか」を考えることが大切なのだと思います。
そしてもう一つ大切なのは、「自分が納得できる選択かどうか」だと感じています。どんなに正しいと言われる選択でも、自分の中で納得できていなければ、きっと後悔が残ってしまうからです。
まろは、今日も一生懸命生きています。
食欲が落ちていても、体がしんどそうでも、私の顔を見ると、いつも通りしっぽを振ってくれます。その姿を見るたびに、「この子は今を生きている」と強く感じます。
だから私も、今この時間を大切にしたいと思います。まろが少しでも穏やかで、安心できる時間を過ごせるように。
そして、最後までしっかり向き合い続けたいと思っています。
大学病院での診察結果については、また改めてブログで報告させてください。
同じように悩んでいる方の、少しでも参考になればうれしいです。


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